ハンク・ヘイニーの韓国選手への配慮欠いた発言がタイガー・ウッズとの場外乱闘に発展!?

仲が良かった頃の二人(写真・Getty Images)
仲が良かった頃の二人(写真・Getty Images) 【拡大】
思わぬことからタイガー・ウッズvs元コーチのハンク・ヘイニーによるバトルが過熱している。事の発端は、ヘイニーの自身がコメンテーターを務めるラジオ番組での発言だった。まもなく開幕する女子メジャー、全米女子オープンの優勝予想を問われたヘイニーは「韓国勢が勝つだろう。名前は……ファーストネームを言わなくていいなら、きっと“LEE”(イ)だ(笑)」と語った。つまり「女子ゴルフは韓国勢が席巻していて、韓国勢は同姓が多いからに名前がよく覚えられない」という意味を含めたジョークだったわけだが、すぐにミシェル・ウィーが噛みついた。

「韓国系米国人として怒りを覚える。人種差別と女性蔑視の発言はまったく笑えない。ヘイニー、恥を知れ!」とツイート。瞬く間にネット上を駆け巡った。ヘイニーは「配慮に欠けた発言だった。韓国勢はすばらしい」と詫びたが、番組降板という事態へと発展してしまった。

そして皮肉にも、全米女子オープンを制したのは韓国の新星、“イ・ジョンウン6”だった。6は韓国ツアーに入ったときに同姓同名が5人いて6番目だったからで、まさにヘイニーの予想は的中してしまったわけだ。

一方、同週にメモリアルトーナメントを戦っていたタイガー・ウッズは、ヘイニーについて聞かれると「(番組降板は)当然。自業自得だ」と非難した。普段は揉め事に影響する発言は控えるのに珍しいことだが、これはタイガー自身のヘイニーへの憤慨が込められてのこと。二人がタッグを組んだのは2010年までの6年で、その間メジャー6勝、タイガーの女性スキャンダルが発覚した09年11月もチームだった。タイガーと袂を分かった後の12年に、ヘイニーは「ザ・ビック・ミス」という暴露本を刊行、コーチ就任中に知り得たプライベートまで晒した。

前述したタイガーのコメントが取り沙汰されると、今度はヘイニーが激高。

「タイガーがこんなにも道徳的な権威者になって驚きだ」と、女性スキャンダルを指したと思われる意趣返し。「コーチを務めた間、彼は私から人種差別や性差別の発言を聞いたことがあるか?」と応戦。再度ウッズが反撃するのかが注目されている。

全米でゴルフスクールを主宰。たくさんのアジア勢と女子ゴルファーを教えてきたヘイニーは63歳。本来の意図はともかく発言にはくれぐれも留意すべきだろう。

(在米ゴルフジャーナリスト・武川玲子)
※2019年6月25日号「芝目八目」より

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