韓国から来た最後の刺客 ペ・ソンウの負けっぷりのよさがスゴイ

「サロンパスは自分のミスで負けたから、悔いがあります。リゾートトラストは最善を尽くせたので悔いはありません」と、ソンウ
「サロンパスは自分のミスで負けたから、悔いがあります。リゾートトラストは最善を尽くせたので悔いはありません」と、ソンウ 【拡大】
原英莉花が初優勝を遂げたリゾートトラストレディスでプレーオフに敗れたペ・ソンウ(韓国)。渋野日向子に負けたワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップに続き、またしても2位となり涙を飲んだが、そのグッドルーザーぶりが話題になっている。

最終18番でバーディを取らなければプレーオフには進めない状況で、ソンウは2メートルを沈めた。

「絶対にバーディを取ると心に決めていた」と、ソンウ。

プレーオフ1ホール目では、入れなければ負けとなる6メートルのパーパットを気迫で沈めた。勝負は原に軍配が上がったが、「自分がボギーを叩いて負けるのは嫌だった。原さんのほうがうまかった」と、清々しく勝者を讃えた。

負けっぷりのよさは実力者の証。2018年韓国ツアーでは、メジャーを含む2勝を挙げて賞金ランキング2位。

「韓国ツアーで結果を残してから日本に来たかった」といっていたとおり、結果を残して日本ツアーのQTに挑戦。そして、今季前半戦の出場権をつかんだ。

「ソンウは夢を追っているから強いんです。小さいころから日本ツアーでプレーをすることを夢見ていました。その日本への思いの強さは、自分が日本に来るよりも先に、弟を京都の大学に進学させたほどです」と教えてくれたのは、自身も日本ツアーでプレーし、現在は後輩韓国選手のサポートをする金愛淑。

「明るく素直な子。それが前向きなプレーに出ています。シーズン開幕当初は慣れない日本の気候とコースの芝に悩んでいましたが、芝が生えそろってきた5月になると実力を出せるようになってきました」(金)

2019年からQTのエントリー要項が変更になった。ロレックスランキング50位までの者などの別枠の出場資格もあるが、基本的には日本女子プロゴルフ協会の会員であることが求められる。そのため韓国ツアーから日本ツアーに挑んでくる新たな選手がいなくなるのでは、とささやかれている。そうなると、ぺ・ソンウは韓国から来た最後の刺客になってしまうのか。

いずれにせよ、ソンウが再度優勝争いを演じるだろうことは疑いのないところ。3度目の正直となる笑顔を見せてくれるか。最後の刺客の切れ味鋭いショットの一太刀から、しばらくは目が離せない。

(本誌・河合昌浩)
※2019年6月25日号「芝目八目」より

週間パーゴルフ2019年6月25日号(6月11日発売)の芝目八目では、以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
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