好調の勝みなみが取り組むメンタル強化 キーワードは「今、ここ、自分」

「今、ここ、自分」に集中することが大事(写真・Getty Images)
「今、ここ、自分」に集中することが大事(写真・Getty Images) 【拡大】
「メンタル、本当におもしろいんですよ!どこに行っても気持ちは一緒で、今この瞬間を楽しみます」

自身の初メジャー挑戦となる全米女子オープンに駆けつけた勝みなみは、長旅の疲れも見せずにそう大きな声で語り出した。前週の日本ツアー、中京テレビ・ブリヂストンレディスで勝利し、世界ランキング50位以内に浮上。ギリギリで出場枠に滑り込んだ。

日本ツアーで今季すでに2勝と好調。その大きな要因の一つに“メンタル”の成長を挙げるが、日々実践していることが「今、ここ、自分」。つまり未来でも過去でもなく、現在の自分に集中して、それを楽しむことだという。

師事するのはスポーツドクターの辻秀一氏。17年のプロテスト合格後、マネージャーの勧めで始めたもの。年に3~4回、辻氏のオフィスで2時間ほどのセッションを受けるという。

「最初は『何いっているんだろう、この人』っていう感じだったんですよ。本当に理解できなくて。でも1年ちょっと経って、だんだんと試合に出ながら実践してみて、ああ、こういうことだったのかな、というのに気づいた。(大王製紙)エリエールレディス(18年11月)では、それができて優勝できた。できたことによって今はやり方が分かる。だから気持ちもずっと一定で安定しているので、上位に行けているのだと思います」という。

この「今、ここ、自分」を実践すると、目標が明確になる。それはスコアでも順位でもない。だから勝は優勝も目標に掲げないという。

「バーディを取って、次もバーディを、と考えるのはもう未来を考えてしまっている。それではダメ。だから例えばこの球をあそこに運ぶことに集中すること。するべきことをすれば結果はついてくる。私は笑顔で楽しくやることが自分の軸。それは実生活でも同じです。もちろん不満もある。不満を溜め込んではいけないから吐き出します。独り言もあるしノートに書くこともある。そしてすっぱり忘れる。もう仏です(笑)」

と、快活に笑う20歳。いよいよ世界に羽ばたく時が来た。

(在米ゴルフジャーナリスト・武川玲子)
※2019年6月18日号「芝目八目」より

週間パーゴルフ2019年6月18日号(6月4日発売)の芝目八目では、以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
●好調の勝みなみが取り組むメンタル強化 キーワードは「今、ここ、自分」
●全米プロシニアを制したケン・タニガワは映画化したいくらいの“シンデレラおじさん”だった!
●若手が優勝を争った中京テレビ・ブリヂストンの視聴率が今季最高 やっぱり“黄金世代”が活躍すると視聴率って上がるの?
●黄金世代台頭の影で復活を期す30代の選手 どんな気構えで試合に臨んでいる?
●日本ゴルフ協会がスマホ時代への対応へ本腰 HPの改修、FBに続いてユーチューブも始動
●今季欧州で低迷する谷原秀人 年間ポイント200位でも焦らぬ理由は?

関連記事一覧

スペシャル最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ