名キャディとの初コンビも「吸収したい」 鈴木愛の強さのヒミツは貪欲な向上心

もはや日本の第一人者といってもいい鈴木だが、まだまだ貪欲
もはや日本の第一人者といってもいい鈴木だが、まだまだ貪欲 【拡大】
ほけんの窓口レディースで、日本勢としては樋口久子以来の同一大会3連覇を狙った鈴木愛。その参謀には、かつてイ・ボミとのコンビで大会2連覇を達成したことのある、通算37勝の清水重憲キャディがついた。

初日に76と叩いて84位タイと出遅れたが、2日目に大会コースレコードの64をマークして3連覇への望みをつないだ。最終日スコアを伸ばせずに14位タイに終わったが、存在感を示した。

二人のコンビは今大会が初。清水キャディは鈴木の意外な一面を垣間見た。

「自分のスタイルを確立しているはずなのに、いろいろと質問されました。自分こそ勉強のつもりで来たのに向上心には驚きました」

2017年の賞金女王で、昨季も前半戦だけで4勝を挙げるなど、今や日本の第一人者といってもいい存在。その鈴木が清水キャディに練習方法や心の持ち方などを聞いてきたという。その真意を鈴木に聞いた。

「清水さんは男子も女子も担いでいて、賞金王や賞金女王だったりいろんな選手を見てきています。私も自分のルーティンや練習方法もありますが、自分のプラスになることは吸収したいので、いろんな話を聞いて考えたいと思っています」

女王奪還を目指す鈴木は、貪欲な向上心の塊である。1週間、清水キャディとコンビを組んだことで収穫もあった。

パットの名手・鈴木はオーバーする強気のパットが信条。しかし、「状態が悪いときに狙いにいっちゃって3パットしたらラウンドの流れが悪くなります。流れを重点的に見ながら、自分のいいところを生かしつつ、状況に応じてタッチを合わせることも必要といわれました」

ほかにも、「いいショット、いいパットをしてバーディが取れなかった場合、悪いところばかりに注目してしまっていました。悪いところばかりでいいところをまったく見ていなかったんです。18ホール全力でやるのも大事だけど、たまには(自分を)許してあげることも大切だと学びました」

2日目の64は、清水キャディから学んだことを生かした場面もあった。ゲームの流れを考えたり、許す心で気持ちを切り替えたり、元女王に響いたことはたくさんあったようだ。

最強の元女王が新境地でさらに強さを見せそうだ。

(本誌・小高拓)
※2019年6月11日号「芝目八目」より

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