GOLF TVのディスカバリーが米ゴルフダイジェストを買収し、世界最大のゴルフメディアが誕生

米GDの公式ホームページ
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米PGAツアーの米国以外での放映権を有し、〈GOLF TV〉を展開している動画配信事業の世界的大手、ディスカバリー社。スマホアプリなどさまざまなプラットフォームで同ツアーの映像を配信しており、タイガー・ウッズとも「独占的グローバルパートナーシップ」という強固な契約を結んでいる。

今年1 月1日に米PGAツアーとの契約が発効して以来、ゴルフメディア界の主役に躍り出た同社が、今度は世界中で読まれる老舗ゴルフ雑誌として有名な米〈ゴルフダイジェスト〉(以下、米GD)を買収すると発表した。

米GDは現在、〈VOGUE〉や〈GQ〉など、ファッション・ライフスタイル誌の分野で知られる世界的大手出版社、コンデナストの傘下にあるが、かねてから米GDの売却先を探していた。これでディスカバリー社は名実ともに世界最大のゴルフメディアとなったといえる。米GDの名物編集長であるジェリー・タード氏は「未来を見据えたときに、ディスカバリーのグローバル規模と様々なプラットフォームや言語に対応しているサービスはゴルフファンのみならずゴルフ界全体のためになると信じています」と、この買収がゴルフ界の発展につながるとの考えをしめした。ディスカバリーとしても、こうした人材が雑誌やウェブサイトで蓄積してきたノウハウを映像に生かせることは買収のメリットになるのだろう。

世界で最も読まれているゴルフ雑誌である米GDだが、そのブランドをよりグローバル展開していくため、ディスカバリーは自社の220の国や地域のマーケットを最大限に活用。収益の約半分をデジタル広告から得ているGDは米国内で現在出版している月刊誌の発行を続けていくという。また、米国以外での70近い国のライセンス権もディスカバリーが保有することになる。

GDは毎年恒例の「ホットリスト」や 「世界ゴルフコース・トップ100」などの人気企画を抱える。これらをディスカバリーのゴルフコンテンツ拡大、さらには米PGAツアーをはじめとする世界トップクラスの選手との関係強化にもつなげていくという。

トップ選手との関係といえば、タイガーは以前「プレイング・エディター」という位置づけで米GDと契約を結んでおり、他では読めないタイガー自身によるレッスン企画は呼び物の一つだった。ある意味“元サヤ”に戻った格好だが、タイガーはこの件についてこうコメントしている。

「私にとってもファンに直接伝えられるゴルフダイジェストという新たなプラットフォームが生み出され、ディスカバリーと私とのパートナーシップがより強化されるといえます」

タイガーがファンに向けて情報を発信するチャネルが増えることは喜ばしい限りだが、〈ゴルフダイジェスト〉の日本国内での商標は、米GDとは関係のない日本のゴルフダイジェスト社が持っているため、われわれがタイガーの登場する米GD誌を読めないのは残念至極。

(本誌・金子信隆)
文・編集部 ※2019年6月4日号「芝目八目」より

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