モリナリ兄がスロープレーリストを暴露 ツアーのプレー時間短縮につながるか?

勇気ある行動は実を結ぶか?(写真・Getty Images)
勇気ある行動は実を結ぶか?(写真・Getty Images) 【拡大】
エドゥアルド・モリナリが欧州ツアーの「スロープレーヤー・リスト」の実名をツイッターで公開した。ビッグネームも並び、欧州のみならず米ツアーでも大きな波紋を呼んでいる。

エドゥアルドは昨年の全英オープン覇者・フラチェスコ・モリナリの兄で、欧州ツアーを主戦場に戦っているが、4月下旬にモロッコで開催されたハッサンⅡトロフィーでプレー進行の遅さに怒り心頭。

「プロゴルフ界は今こそ何かすべき時だ。ラフもないコースで5時間半もかかるなんてあり得ない! あまりにも遅すぎる!」と、ツイート。さらに「僕の意見のリツイートが1000を超えたら実名リストを公開する」と宣言すると、あっという間にその目標を突破。「約束通りに」と、今季の欧州ツアー(WGCとメジャーを含む)でタイムを計られた選手のリストをアップしたというわけだ。

気になるその実名リストだが、名前と計測された回数と違反の回数、さらに罰金の有無も示されている。タイガー・ウッズは計測1回ながら違反も1、罰金には至っていない。ブライソン・デシャンボーも違反1、弟のモリナリも違反1、ヘンリク・ステンソンは違反こそないが4回の計測、ジョン・ラームの名前も挙がった。松山英樹は3回計測されているが違反なし、欧州ツアーで戦う川村昌弘は違反1、宮里優作も計測1だ。2回の違反で罰金3000ユーロを科せられているのはルイ・ウーストヘイゼンら3名だった。

さて、選手の中で声を上げたのはグレアム・マクダウェル。「モリナリは正しいが、いっても無駄なこと。コースが長くなり、難しくもなった。そして高額賞金、簡単には変わらない」という。一方メディアの多くはモリナリに大賛成で、罰金など高給取りの選手にとっては意味がない。名前を公開すれば選手は恥を晒すので少しは変わるかもしれないと期待する。

リストは極秘文書ではないので公開は問題なしだが、欧州ツアーはモリナリとの話し合いの場を持つとしている。本来はツアーが積極的に取り組むべき問題だけに今後ツアーが変わるか、動向に注目が集まっている。

(在米ゴルフジャーナリスト・武川玲子)
文・編集部 ※2019年5月28日号「芝目八目」より

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