プロ初の棄権を決断した石川遼 腰の状態は深刻なのか?

令和の幕開けにふさわしい注目組だったが…
令和の幕開けにふさわしい注目組だったが… 【拡大】
中日クラウンズで、腰痛のため棄権した石川遼の復帰への見通しが立っていない。

中日クラウンズの予選で尾崎将司とマスターズ帰りの金谷拓実という組に入った石川遼。元号が令和に変わった初戦にして同大会60回を記念するにふさわしい3世代のスターが揃った。

1番パー4では1.5メートルのバーディパットを沈めて、大ギャラリーの前で幸先よくスタートしたが、事件は8番パー4で起こった。直角に近い左ドッグレッグホール。石川は3番ウッドでフックを打ち完璧なボールでフェアウェイをとらえたが、苦悶の表情を浮かべフィニッシュで数秒固まった。

「フォローで痛みがあって、そこから足が動かなくなってしまった。打った直後に痛くなるのは初めて」

その後は「フォローで減速させないと腰が抜ける感じがする」と、ティショットでは打ち込んで終われるアイアンを多用。11番パー4では、ピンが近いバンカーから脱出に4打要するなど、腰痛の影響もあって81とスコアを崩した。尾崎将司も腰の状態を心配していたが、翌朝スタート前に棄権の手続きを行った。

「筋肉性なのか分かりませんが、ひねった感覚で炎症が起こったと思う」と、アイシングなどのケアを行ったが回復せずにプロ初の棄権という決断を下した。

もともと腰に不安が出たのは国内開幕の東建ホームメイトカップ前からだった。直前のツアー外競技の千葉オープンで大会連覇を遂げた石川は、1日空けて岐阜オープンクラシックに出場。こちらは第1ラウンドで予選落ちに終わったが、翌日別のコースで9ホール回り、その日の夜から腰に痛みが出た。翌日、東建ホームメイトカップの会場入りを予定していたが、「朝起きて、なんか腰が痛いなと思って、自分の中で嫌な感じがした」。

東京に戻り検査したところ、ヘルニアの症状が出ていて東建は欠場。それでも「順調にリカバリーできたと思う」と、中日クラウンズは出場したが、残念な結果となってしまった。

症状など詳細は明らかになっていないが、現在は加療中とのこと。「勝てないと意味がない」と、痛みが消えてもトレーニングや練習などで仕上げる時間も必要だ。2016年に腰痛で5カ月間ツアーから離れた経験があり長期化が心配だが、万全な状態で戻ってくる日を待ちたい。

(本誌・小高拓)
文・編集部 ※2019年5月28日号「芝目八目」より

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