川奈ホテルGCなどでプラスチックごみ削減策 脱衣所のビニール袋はなくなるのか?

浴室の脱衣所でのビニール袋提供を取りやめる川奈ホテルGC
浴室の脱衣所でのビニール袋提供を取りやめる川奈ホテルGC 【拡大】
国内で28のゴルフ場を運営している㈱プリンスホテルが、6月1日より10のゴルフ場で浴室の脱衣所に置いている使い捨てビニール袋の提供を終了することにした。先日、「フジサンケイレディスクラシック」が開催された川奈ホテルGCをはじめ、大箱根CC、瀬田GC、軽井沢72Gなどが対象となっている。

その理由は世界的な問題として認知されつつあるプラスチックごみ問題。日本国内の外食・製造・小売りなどの各企業の一部でも、プラスチック製のストローやレジ袋、包装材などの削減の取り組みが始まっている。プリンスホテルも昨年末から全国のホテル、スキー場などではプラスチック製ストローの廃止に取り組んでおり、今回の決定もその一環といえる。今後、対象コースの会員に対してはランドリーバッグを配布あるいは販売するとし、ビジターには持参することを呼び掛けていくという。

では、他の大手ゴルフ場運営会社では、プラスチックごみ対策をどう考えているのだろうか。4社に聞いたが、いずれもがその必要性を十二分に感じつつも具体的な施策は「今後考えていく(あるいは、考えていくことになるだろう)」との回答だった。

例えば「まずはゴルフ場や従業員の自発的な活動を促進する方法を検討しています。食品ロスの軽減、プラスチック製品の使用軽減などです。全社としては中長期的に検討していく予定です」(PGM)、「エコ活動は現在も大切に考えていますが、この問題も含めてより積極的に施策を考えていきます」(太平洋クラブ)など、アコーディア・ゴルフ、ネクスト・ゴルフ・マネジメントも前向きに対策を講じていく予定のようだ。

そのとき必要になってくるのが、その対策予算。あるコースの担当者は「予算がかかることなので、実施は来年度以降になると思います」と、本音を語ってくれた。

東京オリンピックのゴルフ会場となっている霞ヶ関CCでは、すでに紙ストローを導入済み。しかもストローを希望した人だけに供するようにしている。これは「ストローを使わない」ことを普遍化する意味で、とても有意義な方法といえるだろう。こうした大手運営会社やオピニオンリーダーとなり得るコースがプラスチックごみ問題に代表される環境問題に取り組めば、それはゴルフ界全体への波及を早めることになる。今後の取り組みが期待されるところだ。

(本誌・中澤浩治)
文・編集部 ※2019年5月21日号「芝目八目」より

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