タイガーの元キャディ、スティーブが久々に登場 現キャディのラカバは心温まる秘話を明かす

最高の瞬間を分かち合う現在のパートナー(写真・Getty Images)
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タイガー・ウッズのマスターズ勝利で新旧二人のキャディが注目を集めている。久々に登場したのは元キャディ、スティーブ・ウィリアムス。オーストラリアのスポーツサイトに手記を寄せた。

「ゴルフのテレビ観戦は絶対にしないと決めていたが、マスターズの最終日だけは早朝に起きてスイッチを入れた。タイガーが歴史的な勝利を挙げられるか、どうしても見たかった」(ウィリアムス)

1999年から2011年7月までタッグを組み、メジャー13勝を挙げたが、13年続いた蜜月はあっけなく終了した。11年、ヒザの痛みからタイガーの欠場が続く中、全米オープンでアダム・スコットのバッグを担いだことがタイガーの逆鱗に触れ、あっさりと解雇。ウィリアムスにとって「青天の霹靂、あまりにもショックだった」と、あちこちで怒りをぶちまけた。

極めつけは15年に『アウト・オブ・ザ・ラフ』という暴露本を上梓したこと。不倫スキャンダルやプレー中に「奴隷のように扱われた」と語ったのだが、タイガーのキャディとして約1200万ドル(約13億円)を稼いだと推定されるだけに、さすがにこれはルール違反、とウィリアムスの評判は地に堕ちた。現在は引退して母国・ニュージーランドで好きなカーレースを楽しむ日々だが、今回の手記では「祝福する周囲の人々を見てタイガーは本当に変わった」と、感じ入っていた。
こちらはかつてのパートナー。いい時代もあった(写真・Getty Images)
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一方の現キャディ、ジョー・ラカバはタイガーが18番でウィニングパットを沈めて最初に口にした言葉が「We did it!(僕たちはやった!)だった」と明かした。I(僕)ではなくWe(僕たち)、つまり二人で勝ったんだというタイガーの気持ちがラカバには何よりもうれしかった。さらに勝利の夜、ラカバの携帯には670ものテキストメッセージが入ったが、その一つはタイガーから。

「諦めずにここまで一緒に頑張ってくれて、とても感謝している」と送られた。

ヒザの手術で欠場が続き、もうプレー不可能と思われた中でも、じっとボスの帰りを待ち続けたラカバ。タイガーの心温まる言葉で、より絆は深まったに違いない。まだまだ勝利は続くと期待が高まるばかりだ。

(在米ゴルフジャーナリスト・武川玲子)
文・編集部 ※2019年5月21日号「芝目八目」より

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