マスターズ優勝による“タイガー効果”はブリヂストンのボールに軍配!?

ボールには誰よりも要求が高いタイガー。アプローチでイメージ通りの球が出て、2番アイアンで280ヤード飛ばないと使ってくれないという(写真・Getty Images)
ボールには誰よりも要求が高いタイガー。アプローチでイメージ通りの球が出て、2番アイアンで280ヤード飛ばないと使ってくれないという(写真・Getty Images) 【拡大】
先のマスターズでのタイガー・ウッズ14年ぶりの優勝は、どん底を味わったスーパースターの完全復活とあって、世界中に感動を呼んだ。日本のメディアも、例年のマスターズなら放送するTBS以外のテレビ局は簡単に結果を紹介するに留まるところ、特集を組むなどして大きく取り上げた。これだけ露出が増えれば、その経済的な波及効果も小さくあるまい。ということで、大手ショップと契約メーカーにタイガー関連商品の動きを聞いてみた。

まずは、一般ゴルファーの反応を最も肌で感じているショップの声から。本誌連載「ギアダーウィン研究所」でもおなじみのヴィクトリアゴルフ・ロッテ葛西店店長・峯明弘氏はこう話す。

「やはりボールはよく出ていますね。タイガーが使用するブリヂストンスポーツ(以下、BS)の〈ツアーB XS〉はそれまでの倍くらいのペースで売れていきます。一方、テーラーメイド(以下、テーラー)のクラブに関してはまだ目に見えるほど販売数量が増えているということはないのですが、同じくタイガー使用の〈M5〉の試打回数は増えています」

やはり、クラブは高額商品。タイガーが活躍したからといって衝動買いするには確かに勇気がいる。手に取りやすいボールのほうが動きがいいのは当然か。テーラー広報に問い合わせても「まだ、そこまで目立った動きはない」との回答だった。使用アイアンの〈P7-TW〉は米国での発売が決まったものの、日本国内ではまだ検討中ということも多少影響があるのかもしれない。

一方、笑いが止まらない様子なのがBS。

「ゴールデンウィーク前で需要が高まっていることもあり、お陰様で販売店様から注文殺到という状況です。販売店様も今回のことは大変喜んでくださり、一緒に盛り上げたいといってくださる方もいます」(BS広報)

売り上げそのものにも増して同社が喜んでいるのが「タイガー使用ボールであること」の認知度アップ。実はその事実を知らないゴルファーが意外と多かったというのだ。確かに前出・峯氏も「面白い現象なのですが、釣られてというのか、テーラーのツアーボール〈TP5〉の売れ行きも良くなっている印象があります。使用ギアがテーラーなので、ボールもそうだと思いこんでいる人が一定数いるのかもしれません」と明かしてくれていた。

「ボールの特設サイトのアクセス数はそれまでの2倍程度に伸びています。実はこの3月に行った認知度調査ではタイガーが弊社のボールを使っていると知っている方が意外なほど少なかったんです。でもそれはまだまだ伸びしろがあるということと、ポジティブに捉えてはいたんですが、それがこんなに早く報われるとは」(BS広報)

マスターズ中継では、タイガーのボールがピンに寄るたびに大映しになった「B」マーク。完全復活を辛抱強く待った甲斐があったというものです。

(本誌・金子信隆)
文・編集部 ※2019年5月7・14日号「芝目八目」より

週刊パーゴルフ2019年5月7・14日号(4月23日発売)の芝目八目では、以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
●マスターズでタイガーがずっと噛んでいたのはただの“ガム”ではなかった!?
●マスターズ優勝による“タイガー効果”はブリヂストンのボールに軍配!?
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