働く人の安全を守り続けて半世紀 ミドリ安全が出したゴルフ用パンツって!?

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ミドリ安全という会社をご存じだろうか? 製造業などに勤務する方は目にしたことがあるであろう、安全靴や作業着などで業界トップを走る安全衛生用品メーカー。創業は1952年の老舗だ。これまでもキャディウェアやグリーンキーパーの作業着などでゴルフにかかわってきたが、日本プロゴルフ協会(PGA)と共同開発した、腰痛保護ベルト一体型ゴルフパンツ〈MIDORI PF1〉を4月に発売することを発表した。

なぜミドリ安全がゴルフ用パンツを出したのか?実は20年ほど前から同社は〈楽腰帯(らくようたい)〉という腰部保護ベルトを出しており、腰痛対策には長年取り組んできた。そのベルトをPGAのアドバイスを受けゴルファー用に改良。さらに、同社が特許を持つ腰部分にプリーツ構造を持ち、しゃがみ動作時も腰や腹部に負荷をかけない「イージーフレックス機能」と合体。伸縮性に優れたパンツと保護ベルトが合わさり、これまでの先行商品よりもズレにくく、機能的に優れたパンツが誕生した。

同社デザイン企画部取締役部長の佐古かがり氏は、屋根の上で作業する人の労災申請が多いことに着目。しゃがむ作業の多い人の腰への負担を軽くすべく、「イージーフレックス機能」を開発したという。実は佐古氏本人がデザイナーの職業病か、「ものすごくひどい腰痛持ちで、ブロック注射をするほど。にもかかわらずゴルフがしたいんです」(佐古氏)と、自身の切実な思いもこもっている。

これまではウェアの下にすることが常識だった腰部保護ベルトをズボンと一体化させ、BOAシステムを搭載することで調整も容易に。それぞれの人の痛い部位に合わせて、ベルトをつける高さの調節まで可能。これまで培ってきた技術、そして開発者のゴルフへの執念も合わさって完成したのが〈PF1〉なのだ。

過酷な環境下で働く人のニーズと自身のゴルフへの思いが結実した製品とあって、もはや説得力しかない。腰痛に悩むゴルファーの福音となりそうである。

(本誌・小路友博)
文・編集部 ※2019年4月23日号「芝目八目」より

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