開幕から3戦連続で日本人が優勝!韓国人選手に元気がない原因は?

3戦目のTポイント×ENEOSで2年ぶりの13勝目を飾った上田桃子
3戦目のTポイント×ENEOSで2年ぶりの13勝目を飾った上田桃子 【拡大】
日本女子ツアーの今季3戦目、Tポイント×ENEOSゴルフトーナメントで上田桃子が今季初優勝。これで開幕戦のダイキンオーキッドレディスで優勝した比嘉真美子、ヨコハマタイヤPRGRレディスで優勝した鈴木愛に続き、日本人選手が3連勝を飾った。これは西塚美希世、不動裕理、飯島茜が優勝した2006年以来、13年ぶりの出来事だ。つまり、近年は海外勢に押されていたということになる。

昨年はアン・ソンジュが4度目の賞金女王を手にし、賞金ランキング2位に申ジエが入るなど、韓国人選手の強さを再認識した年でもあったが、今年は開幕から韓国人選手の勢いが見られない。その原因はいったいどこにあるのか? 韓国総合ニュースサイト「イーデイリー」ゴルフ担当記者のチュ・ヨンロ氏に聞いた。

「個人的な分析では、日本人選手の技術が上がっているのが大きな理由だと思います。日本人選手の、特に若手の実力が昔よりも上がっているのは事実でしょう。そこに韓国の選手もなかなか割って入れなくなったわけです」

一方で、こんなことも話していた。

「韓国人選手の中でも有力な申ジエ、アン・ソンジュ、イ・ボミ、キム・ハヌルは30代になり、全盛期を過ぎました。体力的にも精神的にも、徐々にその力が落ちてきている。それに対して日本は、鈴木愛選手ら20代の選手が力をつけている印象がありますね」

さらにチュ記者は、新たに日本ツアーに来る韓国人選手が減っている理由についても教えてくれた。

「韓国では20代前半の選手たちが、日本よりも米ツアーを好む雰囲気があります。パク・ソンヒョン、チョン・インジ、コ・ジンヨン、イ・ジョンウン6は米ツアーに進出して結果を出しています。それと同時に、世界ランキングのポイントも大きく影響しています。五輪を狙える選手が、日本を選択していたのでは米ツアー選手に大きくポイントを離されてしまいますからね」

また、日本女子ツアーのQT出場制限も大きな足かせになっているという。

「今季から日本のQT出場資格が会員だけに制限されたことで、日本を避ける現象は確かに起きています。ただ、施行されたばかりで、少し見守る必要があります」

韓国で実績のある20代はより魅力のある米ツアーへ進出する。さらに日本に行こうと考えていた20代後半から30代前半の実力者も、日本のQTが受けにくくなった。

「つまり、日本に行く韓国人選手は少しずつ減っていきます。間違いありません」

そう断言していたチュ記者の言葉には説得力がある。これまで人気を牽引してきた韓国人選手が日本ツアーからどんどんいなくなるのは、時間の問題かもしれない。

(本誌・金 明昱)
文・編集部 ※2019年4月9日号「芝目八目」より

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