上田桃子、特製パターでつかんだ2季ぶりの勝利

上田、優勝時に使っていたパターのシャフトは特注だ(写真・佐々木啓)
上田、優勝時に使っていたパターのシャフトは特注だ(写真・佐々木啓) 【拡大】
1打差の2位タイから出た上田桃子が最終日に5バーディ・3ボギーの69をマーク。スコアを3つ伸ばしトータル6アンダーで2季ぶりとなるツアー通算14勝目を挙げた。最終日を前に右手に原因不明の痛みが走るアクシデントに見舞われたが、それを乗り越えての優勝。それに貢献した14本はどのようなクラブだったのか、ゴルフ専門ネットテレビ局「ゴルフネットTV」で活躍する元ツアーレップ、Dr.カタオカこと片岡裕次が優勝者のセッティングを斬る。

「上田選手はクラブをあまり替えない選手として知られています。今回も前回の優勝時から変化していたのは60度のウェッジのみのようですね。フェアウェイウッドは2013年に発売されたもの。アイアンも16年モデルと使い込んできたことが容易に分かります。クラブの変化によるわずかな飛距離の変化が上田選手には気になるのでしょうね。特筆すべきは2日目からのパターシャフトの変化でしょう。エースパターのオデッセイ〈WHITE RIZE iX #1SH〉のグリップとヘッドはそのままに、シャフトを〈ストロークラボ〉のものに変更したとのこと。このシャフトはカーボンとスチールの複合で軽量です。その軽くなった分をヘッドとグリップに振り分けた。これにより手元は安定し、ヘッドも重くなったことでストロークの再現性を高める効果があります。大会期間中にもかかわらず採用するということは、かなりフィーリングが良くなったのでしょうね。最終日の14番でのバーディパットなど、逆転劇をこのパターが演出してくれましたね」(片岡)

クラブをあまり替えない選手が、替えた。そして優勝した。クラブの選びの重要性がよくわかる勝利だった。「今年の目標は“心・技・体”。今日の優勝はラッキーなだけで、まだその3つが私は整っていない。これが整った時の景色が見てみたい」(上田)。向上心を忘れない32歳がまだまだツアーを盛り上げてくれそうだ。

【上田桃子のクラブセッティング(WITB=What’s in the Bag)】
1W:キャロウェイ GBB EPIC STAR
(9.5°、グラファイトデザイン ツアーAD TP-6/SR/45インチ)
3W:キャロウェイ X-HOT PRO(15度)
5W:キャロウェイ X-HOT PRO(19度)
UT:タイトリスト 816 H1(23度、27度)
6I~PW:キャロウェイ APEX16
AW:キャロウェイ X FORGED(50度、54度)
SW:キャロウェイ MACK DADDY FORGED(60度)
PT:オデッセイ WHITE RIZE iX #1SH
B:キャロウェイ CHROME SOFT X
開幕戦で撮影した上田のセッティング。年季の入ったクラブがずらり
開幕戦で撮影した上田のセッティング。年季の入ったクラブがずらり 【拡大】

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