国内女子開幕戦で、〈V1〉シリーズが使用率1位を獲得したワケ

今季から〈プロV1x〉を使用する笠りつ子
今季から〈プロV1x〉を使用する笠りつ子 【拡大】
ダイキンオーキッドレディスで開幕した日本女子ツアー。開幕戦は昨年賞金ランキング4位の比嘉真美子が優勝し、2戦目のヨコハマタイヤPRGRレディスは同3位の鈴木愛が優勝を飾った。開幕戦から日本勢が2連勝するのは2009年以来のことだった。

二人の共通点は、賞金女王を狙う実力者であり、ピン契約で〈G410〉シリーズのクラブを使用していることだが、ボールもタイトリストの新〈プロV1〉シリーズ(比嘉はV1、鈴木はV1x)を使用している。両大会とも風の強さが目立ったが、風に強いギアという証しでもある。

二人の活躍が示すとおり、女子ツアーでタイトリストのボール使用者が増えている。開幕戦のボール使用率は1位(出場108人中37人、34%。ダレルサーベイ調べ)で、同社が開幕戦で1位になったのは初めて。〈プロV1〉シリーズといえば、欧米のツアーで圧倒的な使用率を誇っているが、日本の女子ツアーではあまり聞かない話。実際、10年のころは、国内メーカー2社に次いで、タイトリストのボール使用率は3番目だった。

「飛距離もスピンも満足しています」と、今季からクラブ契約フリーになった笠りつ子は、他社のボールと打ち比べて〈プロV1x〉を選んだ。他にもクラブ契約フリーになった宮里美香、横峯さくららが今季からタイトリストのボールを選んでいる。

日本女子ツアーでも使用率ナンバー1にこだわっているのだろうと思ったが、「女子ツアーでの使用率1位にはこだわっていません」という同社。「使いたいという選手にはボールを提供する」のがスタイル。ここ数年、使用率は26パーセント前後で推移しており、開幕戦の34パーセントは、製品のよさから契約以外の選手が使用したことを示す。使用率1位獲得は、うれしい誤算といえよう。

これまで日本女子ツアーはダンロップとブリヂストンの2社が高い使用率を誇っていたが、ここ数年その図式が変わってきている。今年は米男子ツアーで話題の〈TP〉シリーズを投入したテーラーメイドも、国内女子では初めて使用率10パーセントを超えた。タイトリストを中心として日本女子ツアーもボール戦争に突入したのかもしれない。

(本誌・小高拓)
文・編集部 ※2019年4月9日号「芝目八目」より

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