交際中の彼に「欲が深い」といわれてもボミの優勝への強い思いは変わらない

ダイキンオーキッドレディス練習日。練習場でボールを打つボミを見守るのは、コーチのチョ・ボムス氏
ダイキンオーキッドレディス練習日。練習場でボールを打つボミを見守るのは、コーチのチョ・ボムス氏 【拡大】
イ・ボミが勝負のシーズンを迎えている。昨季は賞金ランキング83位で、2011年の日本ツアーデビュー以来、初めて賞金シードを逃した。今季は16年の賞金女王として得た3年シードの最後の年となる。ボミが調子を落とし始めたのは17年。神懸かりとも思えたベタピンショットの数が明らかに減った。18年は予選落ちが9試合、棄権が1試合。16年に74.5パーセントで1位だったパーオン率は、18年は64.3パーセントの68位にまで落ちた。

「調子がいい日というのは昨シーズンもありました。だけど、1日だけで終わっていました。3日間、4日間続けることが今の目標です」と、ボミ。

昨シーズン終盤から、賞金女王獲得時にコーチを依頼していたチョ・ボムス氏に再指導を仰いだ。フィジカルトレーナーも賞金女王時代に担当していた渡邊吾児也氏に。

「調子がよかったころのスイングや体を知っている人に、見てもらいたかったからです。そのときのバランスを思い出すきっかけになれば」

スイングは打ち急いで振りが速くなってしまっていたという。ゆっくり余裕を持って振ることを心がけろ、とアドバイスをもらった。

「左手が強すぎて、手打ち気味のフラットなスイングになっていました。それで腕のことを意識すると、軸が傾いてバランスが悪くなってしまうんです。腕ではなく、体の回転で振ることが大事だと再認識しました」「どうにかしなくちゃ」と、いろいろ考えて何かをやり始める。それがうまくいっても、またミスが出始める。そして考える。その悪い連鎖で、自分が何をやっているのか分からなくなってしまったという。だからこそ、いいときを知るスタッフの存在が必要だったのだ。

とにかく真面目で繊細なボミ。昨秋に交際が明らかになった韓国の人気俳優、イ・ワン氏から優しくも厳しいアドバイスをもらったそうだ。

「私のことを欲が深いというんです。1回勝つだけでもスゴイのに、私はいっぱい勝っている。なのに、まだ勝ちたいと焦っている、というんです」

小さなことも気にして前に進めなくなっているボミに、もっと気楽に構えていればいいじゃないか、とアドバイスしているように聞こえる。

それでも「今年は優勝します」と、ボミは力強くいう。優勝しなかったらどうするの? 韓国に帰ってしまうの? という問いには、「そんな先のことは考えていません」と答えた。長い不調が続いているだけに、今を大事にしたいのだろう。背水の陣の戦いは、まだ始まったばかりだ。

(本誌・河合昌浩)
文・編集部 ※2019年3月26日号「芝目八目」より

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