やっぱり放映権問題は解決していなかった!テレビ各局トップからLPGA批判噴出でネット配信構想にも暗雲!?

昨年暮れに「交渉がまとまった」とした小林会長の言葉は何だったのか?
昨年暮れに「交渉がまとまった」とした小林会長の言葉は何だったのか? 【拡大】
日本女子プロゴルフ協会(LPGA/小林浩美会長)と在京キー局の対立が深まっている。2月22日から28日にかけて在京キー局のトップ4人が定例会見という重要な場で、そろってLPGAとの放映権問題に言及したのだ。

「基本的に放映権(のLPGAへの帰属)を認めているわけではございません」(22日、フジテレビ・宮内正喜社長)

「これまでの小林会長の一方的な姿勢を見ると、今後、議論がされていくのか少し心配です」(25日、日本テレビ・大久保好男社長)

「残念ながら一方的で理解できない。意見が対立したものを放送することはないが、選手に迷惑がかかり、ファンの方も考えて今季は放送する。来季は協議が進展しないなら、放送を断念せざるを得ない状況。(動画ネット配信に関しては)主催者が関与するもの。LPGAが行うのは違うと思う」(27日、TBS・佐々木卓社長)

「LPGAと放映権の譲渡をした事実も合意した事実もございません」(28日、テレビ東京・小孫茂社長)

昨年暮れ、小林会長が「ようやく『放映権』に関する交渉がまとまり、皆さまに報告ができることを大変うれしく存じます」と記者会見で発表した言葉を、在京キー局のトップ4人がそろって否定したことになる。こんなこと自体、前代未聞だ。

実は、この騒動と並行してLPGA側が打ち出してきたインターネット中継の行方も極めて怪しくなってきているのだ。ゴルフの中継番組に詳しい在京キー局の関係者は、こういってため息をついた。

「こんな状況で、配信の仕事を受けるようなところを探すのは厳しいのではないでしょうか?」

実際のところはどうなのか。LPGA広報にコメントを求めると、ここのところ耳にタコができるくらい聞かされている「何もお答えできない」というセリフが返ってきた。

それにしても巨大メディアを率いる複数のトップから、その一方的な姿勢でお叱りを受コメントを求めてみたが「即答できない。放映権についてはホームページで昨年の12月20日に書かれている『記者会見概要及びポジションペーパー』の内容がすべて」の一点張りだった。

「LPGAが放映権を持つ、という方向性は間違っていない。でも方法を間違った」

大手代理店の関係者はタメ息をつく。根回しなしの強行突破。説明を求めても拒否の連続。相手が困っているのにフォローもなし。小林LPGAに振り回されっ放しの周囲は、ほとほと疲れ果てている。

(日本ゴルフジャーナリスト協会会長代行・小川朗)
文・編集部 ※2019年3月19日号「芝目八目」より

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