今年すでに2勝と絶好調のダスティン・ジョンソン なぜ〈M5〉と〈M6〉を使い分けているのか?

サウジ(左)では〈M6〉、メキシコ(右)では〈M5〉(写真・Getty Images)
サウジ(左)では〈M6〉、メキシコ(右)では〈M5〉(写真・Getty Images) 【拡大】
2019年に入り、出場6試合で2勝、トップ10フィニッシュ2回と結果を残しているダスティン・ジョンソン(以下、DJ)。桁外れの飛距離に加え、小技もうまいという穴のないプレーヤーで、その強さは誰もが知るところだ。

その優勝時のセッティングを見て、はたと気づいた。2月初めの欧州ツアーサウジ国際では〈M6〉ドライバーだったが、2月下旬のWGC -メキシコ選手権では〈M5〉を使っていたのだ。タイガー・ウッズやローリー・マキロイら他のテーラーメイド契約のプロは、ずっと〈M5〉。使い分けはしていないようだ。DJはなぜ? その疑問に、メキシコの前週に行われたジェネシスオープンに入ったテーラーメイドのツアーレップ、宮野敏一氏が答えてくれた。

「これはDJが常に最善を求めるが故だと思います。サウジ国際の前までは〈M5〉、その週に〈M6〉に替えて勝っています。その後はメキシコの前週までそのままで、メキシコで〈M5〉に替えて勝利。変更がピタッとハマったようです」

替える基準は何なのだろうか?

「米国のレップから聞いたのですが、使い分けの大きな理由は操作性のようです。〈M6〉はドーンと飛んでいきますが、直進性が高すぎて細かい操作ができない。メキシコのコースはタイトでしたから、ちょっと球を操りたい際には〈M5〉のほうがいいでしょうね。〈M6〉がオートマなら〈M5〉はマニュアル、といったところでしょうか」(宮野氏)

そのどちらのクラブを使っても勝てるのがDJの強さ。プロが使用クラブを頻繁に替えることにはリスクを伴うため、やりたがらないのが普通だ。しかし、DJはその場での最善を追求するためなら、リスクを厭い とわない合理主義者なのだそうだ。もちろん、それを可能にする器用さと、ある種の鈍感さが必要になってくるだろうが。なお、市場の人気は昨年のモデルでは〈M3〉よりオートマの〈M4〉のほうが圧勝だった。

「売り上げで昨年は〈M4〉が7割、〈M3〉が3割でしたが、今年は〈M6〉が6割で〈M5〉が4割ぐらい。昨年より人気は拮抗しています」(同前)

今年も人気の高いMシリーズ。DJを見れば、その性能の高さは折り紙つき。あなたはどっちのMが好みだろうか。予算に余裕のある方は〈M5〉と〈M6〉の2本持ちもあり、かも!?

(本誌・小路友博)
文・編集部 ※2019年3月19日号「芝目八目」より

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●今年すでに2勝と絶好調のダスティン・ジョンソン なぜ〈M5〉と〈M6〉を使い分けているのか?
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