国内メーカーが超軽量ドライバーを相次ぎ発売 シニア向けクラブのターゲットがさらに高齢化!?

最も軽いスペックで266gの〈PHYZ〉ニューモデル
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年明けすぐから、各ゴルフメーカーが、新製品発表会を行い、2019年モデルのラインナップがそろってきた。そんな中、国内メーカーの新製品クラブは「自社史上最軽量」をうたったモデルが相次いだ。

ブリヂストンスポーツが3月に発売する〈PHYZ(ファイズ)〉。今回で5代目となるモデルだが、ドライバーでPHYZブランド史上最軽量となる266gのライトスペックをラインナップ。ノーマルのRでも270gと軽量で、SRフレックスはラインナップされていない。その理由は、今回の〈PHYZ〉は、ヘッドスピード38m/s以下のゴルファーが最適ドロー弾道で、効率的に飛ばせるモデルとしているからだ。

「最初は38m/sと言い切ってしまってよいのかという不安もあったのですが、弊社がボールフィッティングなどで、一般アマチュアゴルファーのデータを取っ 年明けすぐから、各ゴルフメーカーが、新製品発表会を行い、2019年モデルのラインナップがそろってきた。そんな中、国内メーカーの新製品クラブはたところ、50歳以上のゴルファーの平均ヘッドスピードは38m/Sという結果が出たのです。そういった方々が気持ちよく飛ばせるということで、あえてヘッドスピードを表記することにしました」(ブリヂストンスポーツ広報・李美玲さん)

38m/sと聞くとかなり遅いイメージもあるが、実測データに基づいているというのだから、現実を受け止めるべきなのだろう。そして、そんなターゲットに合わせた軽量化というわけだ。

また、ダンロップスポーツマーケティングは3月に新しい〈ゼクシオ プライム〉シリーズを発売するが、こちらのドライバーはRフレックスで250gと、さらに軽量。長さを46.5インチと長くすることでパワーが落ちてきたプレーヤーでもヘッドスピードを確保できるモデルになっている。さらに、ヨネックスも〈Royal EZONE(ロイヤル・イーゾーン)〉をこの春にモデルチェンジするが、Rスペックドライバーを前作より9g軽量化している。

これらの傾向について、矢野経済研究所スポーツ事業部部長の三石茂樹氏は、

「それぞれ、もともとシニア層をターゲットにしたブランドですが、実際にクラブを使っているシニアゴルファーがどんどん年齢を重ねていることから、彼らに合わせた製品開発が必要とされたのだと思います。『より軽くなって、力が落ちてきても振りやすいですよ』というセールストークもしやすいですし、試打室でデータを取っても、軽いぶん、速く振れるので、ヘッドスピードを確保できる。売り場でも売りやすいという利点があるのだと思います」

と、分析した。ゴルファーの高齢化に寄り添い、いくつになっても楽しくラウンドできるクラブを作る。国内メーカーの配慮が、ドライバーの軽量化につながったようだ。

(ゴルフライター・下山江美)
文・編集部 ※2019年2月12日号「芝目八目」より

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