新年から大きなルール改定が行われたものの ゴルフ場は「様子見したい」のが本音!?

ルールが変更されることは18年の秋から各コースのクラブハウスに掲示され、周知されてきた
ルールが変更されることは18年の秋から各コースのクラブハウスに掲示され、周知されてきた 【拡大】
新年1月1日より新ルールが実施となった。「スルーザグリーン」が「ジェネラルエリア」となるなどコース内の名称が変わったり、ピンを立てたままパッティングしてもよくなったり、ローカルルールでOBの境界を横切った近くから2罰打で打つ処置が認められたりと、画期的な変更もある。その準備に年末は各ゴルフ場で大わらわだったのかと思われたが、意外とゆったりと構えているコースが多いようだ。

当然ながら、どのコースも早い時期からメンバーには会報や勉強会で、ビジターには掲示物などでルールの変更点を周知するようにしてきた。しかし、ローカルルールや「スルーザグリーン」などのコース内の名称が記述されているスコアカードは、在庫がなくなるまで作り直さずにそのまま使用するコースが多い。コース内のペナルティーエリアの境界線の線引き(ウォーターハザードだけでなくガケ、密生したブッシュなども指定できる)も、新たに境界をつくるコースはかなり限られているし、一部で危惧されている「打ち上げのホールでピンを立てたままだと後続組から打ち込まれる」ということへの対処も、取材の中では想定していないコースばかりだった。

メンバーシップコースでは競技委員会やコース委員会などが、こうした変更の可否を審議することが多いが、新ルールの変更点が画期的な故にどんな事態が起きるかも予測不能。新ルールになってから、プレー進行上、運営上の課題が浮かび上がってくるまでは様子を見ようという考え方のコースが多い。

そんな中、各コースがはっきりと運用を取り決めているのが、OBの境界を横切った近くから2罰打で打つというローカルルールの採用について。名門コースはたとえ前進4打ティを設けているコースでもローカルルールを見送るところがある一方、PGM、アコーディア・ゴルフの両大手はOBの場合、ジェネラルルールである打ち直し以外に、前進4打ティ、新たなローカルルールのいずれでもOKということにしている。

新ルールになって約1週間。今後、ゴルファーが慣れてきたときに、各コースがどんな動きを見せてくるのか。それによって、ルール改定の成否も見えてきそうだ。

(本誌・中澤浩治)
文・編集部 ※2019年1月29日号「芝目八目」より

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