キャロウェイが独のアウトドアブランドを買収!ゴルフ専業のイメージが強い同社がなぜ?

オオカミの“肉球”?のマークが目印(ジャック・ウルフスキン公式HPより)
オオカミの“肉球”?のマークが目印(ジャック・ウルフスキン公式HPより) 【拡大】
キャロウェイゴルフが、この12月にアウトドアブランドを買収したというニュースが米国から届いた。

キャロウェイが買ったのはドイツのアウトドアアパレルブランド、ジャック・ウルフスキン。米国のゴルフビジネスニュースなどによれば、買収額は約4億7600万ドル。同社は世界40カ国で展開し、3000カ所の販売拠点を持つという。欧州、そして中国で売り上げの70%を稼ぎ出し、北米では売り上げは少ないという。

ゴルフライターの嶋崎平人氏は、

「多角化の一環でしょう。ジャック・ウルフスキンは欧州や中国で認知されている強みがあり、アウトドアブランドなので女性や子供などゴルフをしない層にもアプローチできる。またアウトドアとゴルフは、外で長時間過ごす共通点もあり親和性もある。人生を空の下で楽しむ、など共通のキャッチフレーズも作りやすいですしね」

ゴルフアパレルのトラビスマシュー、ゴルフバッグで有名なオジオに続いての買収劇。ゴルフブランドとして確固たる地位を築いてきたキャロウェイだが、オジオでバックパックなど、スポーツ以外のライフスタイルカテゴリーの商品を展開。経営の多角化を推し進めている。

キャロウェイゴルフCEOのチップ・ブリューワー氏は、

「二つの形のシナジー効果が期待できる。一つは売り上げ面で、お互いのインフラを利用しながら迅速で効果的な売り上げが期待できる。二つ目はコスト面で、物流面での協力とスケール面での拡大も期待できるし、さらに今後いろいろ検討できるだろう」

と、今回の買収によるメリットを期待。

ナイキとアディダスはゴルフクラブ、ボールから撤退したが、キャロウェイは逆にゴルフを主体として多角化を進め、グローバルな戦略を立てていくようだ。

なお、日本でのジャック・ウルフスキンの展開は、

「まだどのようなビジネスを展開するかは未定です」(キャロウェイ・ブランドコミュニケーションズディレクター菅野泰臣氏)

とのこと。多角化を進めるキャロウェイ、次はどんな一手を打ってくるのか。ゴルフをしない人にもその存在が広く知られる日は、そう遠くないかもしれない。

(本誌・小路友博)
文・編集部 ※2019年1月1日号「芝目八目」より

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