実はギャラリー数が大幅増加していた男子ツアー 自身は未勝利で終えた石川遼選手会長は何を思う?

最終戦ではプレーオフに進出。来年は期待できそうだ
最終戦ではプレーオフに進出。来年は期待できそうだ 【拡大】
今年、選手会長に就任し、日本ゴルフツアー機構の副会長も兼務した石川遼がシーズンを総括した。

ファンサービス充実など男子ツアーを盛り上げるために1月から選手会長業に奔走した。その一つが、大会ごとのピンフラッグの作成だ。米ツアーでは大会ごとにピンフラッグがあり、それに多くの選手のサインをもらう習慣を日本ツアーにも導入した。また、予選落ちした選手を対象に土曜プロアマの開催や選手会ブログなど、新たな試みを提案。

新たな施策や石川の国内復帰も手伝い、観客数は前年(国内23試合)の29万2805人から今年(国内22試合)は33万7136人。1試合当たりの平均は1万5324人で、前年比2594人の増加となった。

選手会長任期2年の2年目を迎えるに当たり、

「一人一人の選手が何人のギャラリーを連れて歩いているか。それが選手の人気を測る部分だと思います。(プロアマなど)一緒に回っていただく方は、本当に男子ツアーのファンになってくださるので、そういう機会を増やしていきたい」 

と、選手の魅力を伝える場の重要性を話した。来季の取り組みについては、

「青木功会長の体制になって、JGTOの理事と選手会の理事の距離が非常に近くなっています。青木会長は選手目線で考えてくれますし、JGTOがやりたいことに選手会として全面的に協力していきたい」

JGTOと選手会が一枚岩となって、新たな施策に取り組んでいくという。

一方で選手個人としては、最終戦のゴルフ日本シリーズJTカップでプレーオフ進出の2位タイに入ったものの今季は未勝利で、日本ツアーにフル参戦した中ではワーストとなる賞金ランキング22位だった。選手会長に就任し「言い訳にしたくない」としながらも練習不足だったことは否めない。シーズンを振り返ると、

「ラウンド中、流れがいいほうにいったときに1打つまずくことがずっとありました。特にドライバーです」

しかし、シーズン終盤にドライバーのネックに鉛を貼る“応急処置”でドライバーショットが復調。日本シリーズでは、上昇のきっかけをつかんだ。

「技術的には変えていないので、何が変わったかというと集中力ですね。日本シリーズが今年で一番集中できました」

プロ転向した10年前は、集中力を高めて技術不足をカバーし、結果につなげていた。10年たって技術力がついたが、今まで無意識に高めていた“集中力”を欠くことがあったという。

「最終戦は技術力、集中力、両方とも高い水準で、いいパフォーマンスができるという感覚でした。本当に1打1打集中していました」

久しぶりの優勝争いの中で、本来の力を出すための好感触を得た。

「賞金王、日本で一番を目指して再来年に向けた1年にしたい」

来年は日本ツアーで結果を残してワールドランキングを上げ、再び海外進出や2020年の東京五輪出場を狙える結果を目指す。

(本誌・小高拓)
文・編集部 ※2019年1月1日号「芝目八目」より

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