アコーディアがベトナムから技能実習生を受け入れ ゴルフ場の芝は外国人が管理するようになる?

外国人労働者の受け入れ拡大が、まさに今、国会で審議されているが、ゴルフ場の美しい芝生も外国人の労働力によって守られることになるのかもしれない。

国内135コースを運営するアコーディア・ゴルフがベトナムからコース管理の技能実習生29人(男性18人、女性11人)を受け入れ、11月からゴルフ場での実習を開始した。実習生たちはカップの切り替えや、施肥・施薬、芝張り、除草などの業務を担当していくという。

やはりゴルフ場も人手不足は深刻なのだろうか?同社の執行役員でコース管理本部長を務める谷口哲史氏に、技能実習生受け入れに至った経緯を聞いた。

「もう数年来、コース管理の人員を募集しても人が集まらない、という状況が続いていました。やはり、コース管理の仕事は朝も5時出社と早かったり、作業自体も大変ですから、若い人が入ってくれても、なかなか続かないんですね。若い人同士で励まし合える環境なら続くのですが、同世代が二人以上いる職場は稀なので…」

人手不足と高齢化は深刻で、人材の供給を海外に求めるべく、昨年の10月からベトナム視察を開始し、昨年中には採用者を確定。丸1年越しで実習生受け入れが実現した。その実習生たちだが、すでに配属された各コースから「大変助かっている」「覚えが早い」という声が本社に届いているという。「ベトナム人は勤勉」という評判もよく耳にするが、ベトナム人を受け入れ対象としたのは、やはりそこが理由なのだろうか?

「ベトナムの人は勤勉なのに加えて、手先が器用な人が多い印象があります。それより何より、現地で実際に面接したときに、みんな目がキラキラして強い熱意を感じたんですね。とても選べないというほど、いい人材がそろっていました」

しかし、一方で壁もある。現在、芝管理作業は2年目以降も実習を続けられる技能実習2号への移行対象職種ではなく、実習生は1年間しか滞在できないのだ。これでは、作業に慣れてこれからというときに日本を離れることになる。そのため同社では、キャディ業務での技能実習生受け入れと併せて、2号への移行が可能となるよう関係省庁に業界の各団体とともに訴えていきたいとしている。

2号移行が叶わない限り、衆院を通過した入国管理法の改正案における“特定技能”の対象になることも難しいだろうが、ゴルフ業界は、この波に乗ることができるか?

(本誌・金子信隆)
文・編集部 ※2018年12月18日号「芝目八目」より

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