パラリンピックでのゴルフ競技実施を目指して、障害者ゴルファーの世界ランキングがスタートへ

障害者ゴルファーの世界ランキングのスタートを発表したR&Aのホームページ
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R&AとUSGAが来年1月1日から、障害者ゴルファーの世界ランキングをスタートさせることになった。ランキングがどのように作られるのか、あるいは障害のクラス別になされるのかなどの詳細は明らかにされていないが、2014年から隔年開催されている世界障害者ゴルフ選手権、各国のナショナル競技会をはじめとする世界的に盛んになりつつある障害者ゴルフ競技会などにそれぞれポイントをつけ、順位を決定することが予想される。今後、世界アマチュアランキングとともに男女別に発表されていくという。

この発表に、日本障害者ゴルフ協会は「とても喜ばしいことです。やっと一歩前進です」と、うれしさと安堵が半々のよう。というのも16年のリオデジャネイロパラリンピックからゴルフ競技参加を目指して活動してきていて、ようやく参加条件に明るい希望の火が灯ったからだ。リオ以前は、世界の障害者ゴルフ団体が一つになっておらず、世界共通の競技規則もなければ、障害の種類によるクラス分けも確立されていなかった。それではパラリンピックは夢物語でしかない。さらに、正式種目になるための絶対条件である、恒常的な世界選手権の開催、世界ランキングの確立も予定にさえ入っていなかった。

そこから世界選手権を立ち上げて(第1回大会は同協会の尽力により日本で開催)、そしていよいよもう一つの条件、世界ランキングが確立されることになった。20年の東京パラリンピックでのエキシビション、24年のパリパラリンピックでの追加競技に加わることもまだ目指しているだけに、大きな追い風となるのは間違いない。

片腕のプロゴルファーとして知られる小山田雅人もランキングの発表にホッとした一人。同時に「国内には障害者ゴルファーの団体が複数あるし、どこの団体にも属さずにプレーを楽しんでいる障害者の人も多い。世界ランキングができればパラリンピックという目標がはっきりしますから、ランキング対象試合に選手が集まってくるのでは」と、障害者ゴルフの盛り上がりに期待する。

世界ランキングは障害者ゴルファーにとって励みになるのは当然のこと、現状を変革する大きなきっかけとなりそうだ。

(本誌・中澤浩治)
文・編集部 ※2018年12月11日号「芝目八目」より

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