タイガーが3億円の出場料を蹴ってサウジ行きを中止 背景にはやはり“あの事件”が!?

時節柄、サウジ行きは“OB”!?
時節柄、サウジ行きは“OB”!? 【拡大】
“325万ドル”。日本円にして約3億6000万円という超高額アピアランスフィ(出場料)。これは来年1月、サウジアラビアで初開催される欧州ツアー「サウジ・インターナショナル」(1月31日~2月3日)の主催者がタイガー・ウッズを招待するために用意したもので、ウッズにとっても過去最高額だ。

しかし「この好待遇にもかかわらず出場を見送った」と、英テレグラフ紙が報道すると、やはり先の在トルコ・サウジアラビア総領事館で起きた“カショギ記者暗殺事件”の影響か?という憶測を呼んでいる。

ウッズは今のところコメントの発表はしていないが、過去には1~2月にドバイなど中東で参戦することが恒例となっていた。だが、腰痛を抱えるウッズにとっては長距離飛行は大敵でもある。2017年にはカリフォルニアからドバイへと移動した際に腰痛が再発、大会を棄権しただけでなく、その後の病状悪化へとつながったから、移動の問題が不参加の理由であることも十分に考えられる。

同大会はサウジアラビアで初開催のツアー競技、暗殺事件の関与が取り沙汰されているムハンマド皇太子が推し進める経済改革「ビジョン2030」の一環として、観光、スポーツの成長を目指して欧州ツアーと契約が成立。話題を集めた。欧州ツアーのキース・ペリー会長は「中東はわれわれにとってとても重要な地域、事態を注視しつつ大会は予定どおり開催する」と話す。

しかし、影響はゴルフ界だけにとどまらない。12月に同国で開催されるテニスのエキシビション大会ではトップ選手の対応が分かれた。ロジャー・フェデラーが「この時期に行く必要はない」と、100万ドル(約1億1000万円)の報酬を蹴って不参加を表明。一方、ラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチが「楽しみにしている」と参戦を決めると、ツイッターで世界中から大批判が起きている。

ウッズ以外にダスティン・ジョンソン、パトリック・リードらが米ツアーから出場の予定だが、こちらはいまだ動向は明らかになっていない。政治とスポーツは本来別に考えたいところだが、今回ばかりはそうはいかないのかもしれない。

(在米ゴルフライター・武川玲子)
文・編集部 ※2018年12月4日号「芝目八目」より

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●タイガーが3億円の出場料を蹴ってサウジ行きを中止 背景にはやはり“あの事件”が!?
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