<新ルール>3つの特定エリアのルールの変更点

コース内には4つの特定エリアがあると説明しましたが、それぞれのエリアでの、ルールの変更点、新たに加わったルールを説明しましょう(ティーイングエリアを除く)。

ペナルティーエリア編

◆変更ルール◆ 池やクリークだけでなく 【ブッシュや崖もエリアに含まれる】 ケースがある

ペナルティーエリアは、現行ルールでのウォーターハザード(海、川、池、溝、排水路など。水の有無は無関係)だけでなく、崖、ブッシュや密生した森、岩場など、ボールを捜すのが困難で、たとえ見つかってもプレーできないエリアに設定されるものです。ボールがペナルティーエリアにある場合は、①あるがままに打つ、②1罰打のうえ、ペナルティーエリア外にドロップ、のいずれかを選べます。なお、異常なコース状態による障害、ボールが地面に食い込んでいる、アンプレヤブルによる各救済は受けられません(規則17.1参照)。
<ペナルティーエリアに入ったら>

①あるがままに打つ場合・・・ジェネラルエリアにあるボールと同じ規則に基づいて、そのまま打ちます。地面にソールをする、ルースインペディメントを取り除く、テークバックで水面に触れるなどの行為に罰はつきません。

②1罰打のうえペナルティーエリア外にドロップする場合(A~Cより選択)・・・ペナルティーエリアは、現行ルールのウォーターハザードと同じ処置ができるイエローペナルティーエリア(救済方法はAとBの2つ)と、同ラテラルウォーターハザードと同じ処置ができるレッドペナルティーエリア(救済方法はA~Cの3つ)があります。

バンカー編

◆変更ルール◆ ルースインペディメントは取り除け体を支えるために 【クラブで砂に触れてもOK】

バンカー内のルースインペディメント(葉、枝、石、土の塊、昆虫、動物の排はい泄せつ物など)に触れたり、それを取り除いても罰はありません。また、体を休めたり、体を支えたり、転びそうになったりして手やクラブで砂に触れても罰はありません。ただし、ボールのすぐ手前にソールする、バンカーの状態をテストするために触れる、練習スイング時に触れる、バックスイング時に触れることは現行ルール同様に許されず、2罰打になります(規則12.2参照)。

<新ルール>2罰打のアンプレヤブルの処置を選び 【バンカー外にドロップ】 することができます

バンカーのボールを1罰打でアンプレヤブルとして処置する場合、現行3つの選択肢があります。新ルールでは、そこに新たな選択肢が加わりました。2罰打でバンカーの外にドロップできるというものです。ホールとボールを結んだ延長線を基準線として、そこから1クラブレングス以内にドロップできます(規則19.3b参照)。
<バンカーでのアンプレヤブルの処置>

①元の位置に戻って1クラブレングス以内にドロップ(1罰打)
②ホールとボールを結んだ延長線上のバンカー内で1クラブレングス以内にドロップ(1罰打)
③ボールを基点に2クラブレングス以内にドロップ(1罰打)
④ホールとボールを結んだ延長線上のバンカー外で1クラブレングス以内にドロップ(2罰打)

パッティンググリーン編

◆変更ルール◆ 【スパイクマークによる傷】 は無罰で直せるようになります

グリーンのプレーの線上の損傷箇所は無罰で直せます。ただしホールの摩耗や自然の凸凹・欠損は直せません(規則13.1c参照)。(主なものを別記)
■直せる・・・ボールマーク、スパイクマークなどのシューズによる損傷、用具や旗竿や乗り物による擦り傷やくぼみ、古いホールの埋め跡、芝の張り替え跡、動物の足跡など

■直せない・・・エアレーションの穴、散水、雨、その他の自然の力による損傷、雑草、地肌が露出した区域、病気または生長がまばらな区域、ホールの自然な摩耗

◆変更ルール◆ リプレース後に 【自然に動いたりうっかり動かした場合は無罰】 で元の位置へ

グリーン上でプレーヤーやそのキャディが、携帯品をうっかり落とすなどして偶然にボール(ボールマーカーを含む)を動かした場合、現行ルールでは1罰打ですが、その罰はなくなります。元の場所にリプレースしてください。また、風や水、傾斜など自然の力が動かしたボールは、ボールマーカーを置いてリプレースする前ならばボールが止まった位置からプレー、リプレース後ならば元の位置にリプレースし直してプレーとなります。つまりリプレース後に動いたボールは、原因が何であれ元の位置にリプレースということになります(規則13.1d参照)。

◆変更ルール◆ ボールの転がりに影響しなければキャディが 【ラインに直接触れても無罰】

グリーン上にあるボールを打つ前、プレーヤーやそのキャディはプレーのラインを示すために手や足、持っている物でグリーン面に触れてもOKになります。ただし当然ながら、そのときにストロークに影響を及ぼすような改善をしてはいけません。現行ルールではラインに触れると2罰打を課せられます(規則10.2b参照)。

◆変更ルール◆ キャディが勝手に拾っていい

パッティンググリーン上の球をキャディがマークして拾い上げるとき、プレーヤーの承認はいらなくなります。

<新ルール>サブグリーンからのプレーはスタンスがかかっても禁止

目的外グリーンにボールがあるときだけではなく、スタンスや意図するスイングの区域が目的外グリーンにかかった場合でも、必ず無罰での救済を受けなければなりません(規則13.1f参照)。
次回は、「競技ゴルファーは絶対知っておきたいルール」を説明します。
※2018年11月27日号(2018年11月13日発売)週刊パーゴルフ 【付録】新ルールより

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