森功 芝と冠 企業人たちのトーナメント ダンロップフェニックス「世界基準のトーナメントを日本に」(8)


ダンロップフェニックスはもう一度、世界最高レベルの大会に返り咲けるか?

世界の2大スポーツ企業、ナイキとアディダスがゴルフクラブ事業から撤退するなど、ゴルフメーカーを取り巻くビジネス環境の悪化が顕在化してきた昨今。しかし、ボールやクラブの用具からトーナメント運営まで、日本におけるゴルフ関連事業の多くをリードしてきた住友ゴムは、まだ成長の余地はあると考える。それを実現するための一手が、ダンロップスポーツの吸収・合併だった。

米PGAツアーの日本進出は好機になるか

フェニックスカントリーを象徴する黒松林の中からリカバリーショットを放つ松山英樹
フェニックスカントリーを象徴する黒松林の中からリカバリーショットを放つ松山英樹 【拡大】
 日本における最高レベルのトーナメント、と自他共に認めてきたダンロップフェニックスは、同時に世界のメジャートーナメントに追いつこうとしてきた。が、国内男子ツアー人気に陰りが差す昨今は、むしろ世界との差を痛感しているという。勢いトーナメントのありさまも、大きな転機を迎えているといえるかもしれない。

 例えば米PGAツアーへの参加問題も、その一つだろう。西からマレーシア、上海、韓国で開催されるアジアシリーズの一環として、日本ツアーにも新規に大会を起こすか、既存の大会を格上げする形で共催を呼びかけているという。そこについてどう考えているか。住友ゴム工業副社長の木滑和生(61)に尋ねた。

「世界のトップツアーが日本で行われるという点については、意味のあることだと思います。したがって日本のゴルフ業界としては、検討しないといけない大きなマターの一つです。われわれのトーナメントはどうするか、というご質問だと、今の状況だと何も語れません」

 日本のゴルフ界全体のことだけに言葉を慎重に選ぶが、米PGAツアーについて水を向けると、まんざらではなさそうだ。日本を代表するトーナメントとして、参加する意思はあるか。そうストレートに聞いた。

「自負はありますけど、それに添えるかどうかというのは、また別問題でしてね。ただ、少なからず意識してないとは、なかなかいえない。私の今の立場を忖度(そんたく)していただければ……」

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