<新ルール>プレーのスピードアップを目指した変更点

ルールの近代化の目的の一つがプレーのスピードアップです。「ゴルフは時間がかかりすぎる」ということを真摯に受け止めて、いくつかのルール変更、推奨プレー、ローカルルールが決められました。

◆変更ルール◆ ボールを捜す時間は 【5分から3分に短縮】 される

林や深いラフなどにボールが入ってしまったとき、捜す時間は3分になります(現行ルールは5分)。ボールが3分以内に見つかっても、それがプレーヤーのものか確認できない場合、3分を経過した後でもプレーヤーがそのボールに近づいて確認をする合理的な時間は認められます。3分以内に見つからない場合は紛失球となります(規則18.2参照)。

◆変更ルール◆ 【旗竿が立っていても】 パッティングしてOK

※立っている旗竿にボールが寄りかかって止まっている場合、ボールの一部がグリーン面よりも下にあればカップインとして認められます(規則13.2参照)。
※立っている旗竿にボールが寄りかかって止まっている場合、ボールの一部がグリーン面よりも下にあればカップインとして認められます(規則13.2参照)。
現行ルールでは、旗竿が立てられているままグリーン上のボールをパッティングしてボールが旗竿に当たった場合、2罰打が課せられます。しかし新ルールでは、プレーヤーが旗竿をホールに残したままストロークすることを決めてから打ったボールは、旗竿に当たっても無罰です。ただし、残しておくことにしていたにもかかわらず、ボールが旗竿に当たりそうだからとキャディが勝手に旗竿を抜いてしまったらプレーヤーに2罰打が課せられます。同様に、同伴競技者が勝手に旗竿を抜いてしまった場合には同伴競技者に2罰打が課せられます。なお、合理的に考えて明らかにボールが旗竿に当たらないと分かってから抜いた場合は、罰はありません(規則13.2a参照)。

◆変更ルール◆ 飛球線後方に 【キャディなどが立ってアドレスを確認】 するのは禁止

プロの試合でよく見かけられる、プレーヤーがアドレスに入ってから飛球線後方よりキャディがスクエアに立てているかどうか確認しているシーン。現行ルールでは、ショット時までに飛球線後方からキャディ(ダブルス戦の仲間を含む)がどけばOKでしたが、新ルールではプレーヤーがスタンスをとり始めてからの後方からの確認は認められなくなります。アマチュアにはほとんど関係のないルールでしょうが、プロはセットアップのルーティンの変更が求められることになります(規則10.2b参照)。

◎推奨プレー◎ 自分の打順がきたら 【40秒以内】 に打とう

ラウンド中は同伴競技者や後続の組のことも考え、できるだけ速やかなペースでプレーすべきなのは、ご承知のとおり。ボールのところに行くまで、ホール間など、常にプレーファストの意識が大事です。そして今回、規則の中に明記されたのが「障害や気を散らすものがなく、プレーできるようになってから『40秒』以内に打つ」という具体的な推奨時間。簡単にいうと、「自分の打順がきたら40秒で打ってね」ということです。一度、自分のプレースピードを測ってみてもいいかもしれませんね(規則5.6b参照)。

◎推奨プレー◎ 「旗竿から遠い人から打つ」にこだわらず 【打つ準備が整った人から】 安全確認して打とう

レディーゴルフでいこう!
レディーゴルフでいこう!
基本的には「旗竿から遠い人からプレーする」ことが望まれますが、旗竿から一番遠い人が救済を受けていたりして打つ準備が整っていない場合、準備ができている人が先に打つこともでき、それが推奨されます(これを「レディーゴルフ」と呼びます)。その際は、打球事故が起こらないように安全を間違いなく確保できることが必須条件で、複数のプレーヤーが利便性や時間節約のために同意していることなども欠かせません。つまり、レディーゴルフの場合、打つ前に同伴競技者にひと声掛けてOKをもらってから打ってください(規則5.6b参照)。

<新ローカルルール>ホールごとの最大スコアを設定できる

例えば1ホールの最大スコアを10 にすることでもいい
例えば1ホールの最大スコアを10 にすることでもいい
初ラウンドのゴルファーなどは、空振りやバンカーから何打も打つなど、大叩きが頻発しがち。どうしてもその組のプレーが遅れます。そうしたケースを鑑みて、ホールの最大スコアを「パーの2倍」、「決められた数」などに定めることができます。つまり、いくら打っても、そのホールでのスコアは最大スコアにしかなりません。打数が最大スコアに達した場合、そこでボールを拾い上げて、最大スコアをそのホールのスコアとして認められるということです。仲間とのコンペで初心者がいる場合など、採用してみてはどうでしょうか(規則21.2b参照)。
次回は、「新しいドロップ方法と救済エリア」を説明します。
※2018年11月27日号(2018年11月13日発売)週刊パーゴルフ 【付録】新ルールより

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