山口すず夏が米女子ツアー出場権獲得!ポイントの高い米国経由で東京五輪出場を狙う

目指せ!東京五輪!!(写真・Getty Images)
目指せ!東京五輪!!(写真・Getty Images) 【拡大】
高校3年生の山口すず夏が、来季の米女子ツアー出場権を懸けた「Qシリーズ」で36位に入り、45位タイまでに与えられる出場権を見事に勝ち取った。このシリーズには、米LPGAでシードを逃した選手や、下部・シメトラツアーの上位選手らに出場資格があり、かなり狭き門。さらに2週にわたり計144ホールで争われるハードな戦いだ。

また、この最終予選まで進むには、その前の予選会に当たるQスクールのファースト、セカンドステージをクリアする必要があり、日本からの出場選手では山口が唯一、難関をクリア。日本女子ツアーの第一線で活躍する選手たちも数人が出場していたが、誰も最終シリーズまで勝ち残れなかった。

2000年生まれの山口は、小学1年生の終わりごろ、父と兄とともに訪れた練習場で、遊び半分で球を打ったのがきっかけでゴルフを始めた。小学4年生からは試合にも出るようになり、メキメキと頭角を現す。13年には中学1年で日本女子オープン出場、15年には国内での予選を2位で通過し、日本人女子として最年少記録となる14歳11カ月で全米女子オープンに出場した経験も持つ。

山口の指導は、キャディも務める父・裕之さんがマンツーマンで行っていたが、中学3年時にツアープロコーチの森守洋が彼女の才能を見初め、コーチを買って出た。

「彼女はこの1年で体も大きくなって、すごくよくなってきました。スイングは何もいうことがないのだけど、米国に行く前にコースマネジメントとともに、ただ真っすぐに打つのではなく、ドローやフェードを打ち分けて狙っていくことも教えました。それもすぐ習得して、ホールによって球の打ち分けができるようになっていました。米国でも通用すると思うし、シードも取れるような気がします」と、森は山口の能力の高さを絶賛する。

昔から「海外で活躍できるプロになりたい」と明言していた山口だけに、今後についても気になるところだが、父・裕之さんによると「現時点では、まだ何も決まっていません。来季の試合日程も発表になっていませんし、何試合くらい出られるのかも分からない状態です」とのことだ。

山口本人は今後の目標について「東京五輪に出ることです。一歩ずつ着実に上を目指していきたい」と話している。

森は山口のキャラクターを「今どき珍しい、ピュアで真っすぐなゴルファー」だと表現する。五輪出場という大きな夢へと真っすぐに向かう彼女を、これからも応援したい。

(ゴルフライター・下山江美)
文・編集部 ※2018年11月27日号「芝目八目」より

22018年11月20日号(2018年11月6日発売)の芝目八目では、以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
●ここ10試合でトップ10が6回の活躍 小祝さくらの“練習の虫”っぷりがスゴイ!
●山口すず夏が米女子ツアー出場権獲得!ポイントの高い米国経由で東京五輪出場を狙う
●米女子ツアーQシリーズで選手の母がOBの球をキック!前代未聞の行為が巻き起こしたワイドショー的狂騒
●世界基準を目指して改造された太平洋C御殿場C 監修者・松山も苦しんだ難易度アップの要因は?
●ゴルフネットワークが来年から米PGAツアーを全ラウンド生中継 NHK-BS1での放送はなくなるの?
●岡山県のゴルフ場で婚活イベント ゴルフがうまい人はやっぱりモテた?

スペシャル最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ