えっ、優勝者のサインがもらえない!?男子の老舗大会でギャラリーに“塩対応”のなぜ

ゴルフ界を引っ張ってきた企業による老舗トーナメントだけに……
ゴルフ界を引っ張ってきた企業による老舗トーナメントだけに…… 【拡大】
日本男子ツアー、シーズン大詰めを迎えた秋の陣のブリヂストンオープン。賞金ランキング1位の今平周吾が、川村昌弘に一時は4打差をつけられていたが、16番から3連続バーディを奪うなど、川村をかわして今季初優勝を遂げた。若手実力者同士の白熱した戦いで、大いに盛り上がる試合だった。しかし、その裏側でギャラリーに対する“塩対応”が起こっていた。

今平がウイニングパットを沈めて勝負を決めたのは14時20分すぎ。その後、表彰式や報道陣向けのフォトセッション、主催者のフェアウェルパーティに参加し、優勝記者会見を行った。

優勝した今平のサインをもらうためにクラブハウス付近には50人ほどのギャラリーが待っていた。しかし、優勝記者会見が始まる前の15時30分すぎに、大会スタッフから、最寄りの駅まで輸送するギャラリーバスの最終便が15時40分である旨を何度も知らせる大きな声が響いた。聞く人によっては帰ることを催促されたようにも取れる。サイン待ちしていたギャラリーのほとんどは、今平のサインを断念してコースを後にした。今平がファンを獲得するチャンスを逃したといっても過言ではない。

過去には大会が違えども松山英樹や石川遼、宮里藍らが、日が沈んでもサインをするシーンが何度もあったが、今回はなぜこんなことが起こったのだろうか。大会を主催するブリヂストンの関連会社のブリヂストンスポーツに聞いた。

「来場されたギャラリーの方には一日楽しんでいただきたいというのが大会側の思いです。今回は、スタッフへのアナウンスが行き届いていない点がありました。今後はこうしたことが起こらないようにしていきたいです」

最終のギャラリーバスは15時40分だったが、優勝者のサイン待ちなどを考慮して最終便以降もバスを用意していた。実際16時40分まで運行していたという。本来は、サイン待ちをするギャラリーには最終便以降もバスがあることを周知すべきところを、現場のスタッフにそのことが伝わっていなかったのが原因だった。

今年で47回目を迎えたブリヂストンオープンは、ギャラリーバスで来場すると大会オリジナルキャップをもらえることが好評を博している。会場内でも女子プロによる生解説やデモンストレーションをはじめ、ギャラリー向けのイベントも充実していて、本来はギャラリーの満足度が高い大会として知られる。

石川遼が選手会長に就任して、選手はファンサービスの向上に力を入れている。ギャラリーが楽しめる老舗大会での今回の事態は残念でならない。

(本誌・小高拓)
文・編集部 ※2018年11月13日号「芝目八目」より

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