半田晴久氏率いるISPSが来季男子ツアーから撤退 3試合が消滅する最悪の自体を招いた原因は?

放映されなかった表彰式
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日本ゴルフツアー機構(JGTO)に衝撃が走った。来季開催が予定されていた3試合が突如消滅したからだ。

男子プロゴルフツアーの裏側で、いったい何が起きたのか。撤退を決めたのは半田晴久氏が会長を務めるISPS(国際スポーツ振興協会)主催の3大会。「ISPSハンダマッチプレー選手権」(賞金総額2億3000万円)、新規開催予定だった「ISPSハンダ東京オープン」(賞金未定)と、下部Abema TVツアーの「ISPS HANDAチャレンジカップ」(賞金総額2000万円)だ。

そこで半田会長を直撃すると、こんな答えが返ってきた。

「私はワールドカップなど世界各国、6つのツアーでトーナメントを主催していますが、今回のような、屈辱的な対応を受けたことはありません。トーナメントスポンサーをもう少し大事にするお気持ちを持っていただくために、来年の開催を見送ることに決めました。(再来年以降に)戻るつもりはありますが、もし改まっていないようなら、もう1年、となることもあり得ます」。静かな口調ながら、JGTOに対する怒りが伝わってきた。

良好だった半田氏とJGTOの関係に、陰りが見え始めたのは6月18日。都内のホテルで行われた「ISPSハンダマッチプレー選手権」の開催を発表する記者会見に、青木功会長の姿がなかったからだ。

青木会長は、この大会のプロアマ大会も体調不良で欠席。表彰式は副会長の石川遼までも体調不良で欠席している。さらにこの大会の表彰式がAbema TVで放送されなかったことで、主催者側の不信感がさらに増した。

実は副会長として貢献してきた大西久光氏も先月末をもって身を引いた。

「今の体制では、当初私が考えていたJGTOの改革が、不可能だと判断したからです」と、大西氏はその理由を説明した。

大西氏はJGTOサイドの担当者として、半田氏と信頼関係を構築し、Abema TVツアーの実現にもかかわっていた。だが現青木体制は、半田氏の担当からも大西氏を外していた。もし大西氏が間に入っていれば、ここまで事態が悪化することはなかったとの見方は強い。人事が混乱し迷走が続く青木JGTO。田中謙治広報担当は「(一部に報じられた)記事に出ている内容についてはいくつか異なっている点もあるので、コメントは差し控えさせていただきます」と語るのみ。対応に苦慮しているのは明らかだった。

今季実績で2億5000万円、新規開催予定だったものも含めればそれ以上の損失が出れば、どんな組織でも対応に追われるはずだ。青木丸がどこに向かって舵を切るのか。今後の成り行きから目が離せない。

(日本ゴルフジャーナリスト協会会長代行・小川朗)
文・編集部 ※2018年10月23日号「芝目八目」より

週刊パーゴルフ2018年10月23日号(2018年10月9日発売)の芝目八目では、以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
●半田晴久氏率いるISPSが来季男子ツアーから撤退 3試合が消滅する最悪の自体を招いた原因は?
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