女子ツアーで多発するスコア誤記!失格防止策は?

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン第2ラウンド終了後、蛭田みな美が過少申告のため失格となった。国内女子ツアーでのスコア誤記は今季5回目で、どう考えても尋常ではない。一体、なぜこのようなミスが起こるのだろうか。

プロの競技では、マーカーと呼ばれる同伴競技者がスコアカードに記入する。A、B、Cの3人で回る場合、AのスコアをBが、BのスコアをCが、CのスコアをAがつける。同時に選手は自分のスコアを別の紙に記入しておき、ホールアウト後、アテストエリアでその数字とマーカーが記入した数字を照らし合わせる。間違っていなければ、マーカーとプレーヤーがサインして提出するというのが、一般的な流れだ。

今回は、蛭田のマーカーである三ヶ島かなが13番パー4のスコアを“4”と記入。実際は“5”だったにもかかわらず、蛭田はその間違いに気づかず、署名をしてスコアカードを提出した。しかし、蛭田がアテストエリアを出た後に、同組に帯同していたスコアラーの情報から間違いが発覚。本人に確認したところ、過少申告を認めた。原田香里LPGA副会長は、こう苦言を呈する。

「自分がしっかりとスコアカードを確認していれば、起きない問題です。昔はスコアカードをボックスに入れた後は確認できませんでしたが、今はエリア内から出なければ、提出後も確認できますからね。また、マーカーも当該選手のプレーを見る責務があるだけに、しっかりと見ていてほしいですね」

ただ、国内男子ツアーや海外ツアーではあまり過少申告による失格は聞かない。その理由はLPGAとのシステムの違いにあるようだ。

「JGTOでは、10年ぐらい前からスコア誤記や記入漏れを防ぐためにスコアリングのスタッフがアテストエリアの中に入り、選手とスコアを確認するようになりました。それ以来、失格は減りましたね」と、田中謙二JGTO広報部長は語る。

米女子ツアーで長年戦ってきた宮里美香に海外での事情を聞くと「米女子ツアーではキャディもスコアを一緒に確認するので、失格した話はほとんど聞きません」との答え。国内女子ツアーでもシステムを変える余地はあるというが、まずは、選手の意識を変えることのほうが先決ではないだろうか。

(ゴルフライター・山西英希)
文・編集部 ※2018年10月16日号「芝目八目」より

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