女子ツアー第2回リランキングで見えてきた シード獲得に前進したプロ、危ないプロ

リランキング組稼ぎ頭の小祝さくら
リランキング組稼ぎ頭の小祝さくら 【拡大】
女子ツアーで今季から導入されたリランキングの第2回が、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン終了後に行われ、終盤戦の出場順位が決まった。

シード権を持たない選手の出場優先順位をシーズン中に見直す制度だが、それまでの獲得賞金額に基づいて行われ、これを受けて残りのツアー出場を勝ち取った者もいれば、QTランキング上位者でも、予選通過もままならず、出場機会を失った者もいる。第2回リランキング順位から、その顔触れを見てみよう。

今季ツアーで優勝した黄アルム、有村智恵、新垣比菜、大里桃子、香妻琴乃は、リランキング順位に関係なく最終戦と来季の出場権を獲得。香妻は第1回リランキング55位で、推薦も含めて限られた試合しか出場できない中での優勝だった。しかも優勝した試合がウェイティングからの出場だったことも極めて稀なケースといえる。

優勝者以外で1位は小祝さくらで、獲得賞金は5800万円を超えてシード確定。同4位の勝みなみも約3700万円を獲得してシードを手中に収めている。LPGAによれば、「後半戦出場の目安は、残りの試合で出場枠が96人の場合はリランキング順位28位まで、同108人の場合は40位まで」という。

今回のリランキングでは無名選手が躍進のきっかけをつかんでいる。大出瑞月が25位から11位に、木村彩子が26位から12位に、原英莉花が28位から16位へと順位を上げ、終盤戦出場権を確実なものとした。これからは賞金シード獲得が大きな目標になるだろう。

一方、第1回リランキングで14 位だった松森杏佳は29位に転落。“黄金世代”三浦桃香も20位から32位に大きく順位を落とし、苦しい状況。三浦はプロテストも落ちたが、とにかく「シード獲得しか見ていない」と語っており、残りの出られる試合で浮上のきっかけをつかみたいところ。

また、今季QT1位の髙橋恵(56位↓60位)、同2位の松森彩夏(30位↓39位)、同12位の竹内美雪(42位↓44位)らも、開幕から調子を出せず、不本意なシーズンが続いている。

開幕からコンスタントに力を発揮できる選手が生き残れるシステムに変更され、「たまたま調子がよい」選手はほぼ通用しなくなった。

また、第1回から第2回にかけて、順位に大きな変動がなかったのを見ると、いかに前半戦で稼ぐことが重要なポイントになるのかもよく分かった。今回でリランキングは終了し、次は賞金シード権争いが本格化する。

(本誌・金 明昱)
文・編集部 ※2018年10月16日号「芝目八目」より

週刊パーゴルフ2018年10月16日号(2018年10月2日発売)の芝目八目では、以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
●女子ツアー第2回リランキングで見えてきた シード獲得に前進したプロ、危ないプロ
●女子ツアーで多発するスコア誤記!失格防止策は?
●石川遼の事務所がゴルフ場の経営権を取得「いろんなゴルファーに集まってもらいたい」
●米ツアープレーオフでBSが4戦3勝 売れ行きに好影響はあった?
●キッザニアにゴルフスクールが出現 未来のゴルファーにアピールしたいこととは?

関連記事一覧

スペシャル最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ