今週開幕するライダーカップ 数字上は圧倒的に米国優勢だが…

キャプテン推薦でライダーカップメンバーに選ばれ、記者会見に臨むウッズとミケルソン(写真・Getty Images)
キャプテン推薦でライダーカップメンバーに選ばれ、記者会見に臨むウッズとミケルソン(写真・Getty Images) 【拡大】
ライダーカップ初のフランス決戦が、いよいよ今週開幕。パリ郊外、ヴェルサイユ宮殿からわずか8キロのコース、ル・ゴルフ・ナショナルに、タイガー・ウッズが6年ぶりに選手としてチーム入りし“最強”と呼ばれる米国選抜が乗り込む。それだけに、迎える欧州選抜のホーム、フランスでも熱い視線が集まっている。

さて、その戦いの見どころはというと、まずはオッズでいうとわずかに米国優勢と見られている。その最大の要因は、もちろんウッズが選手に返り咲いたこと。

「タイガーが選手として入ることで、チームメンバーの接着剤になって“団結力”俄然増すことになる。過去にアシスタント・キャプテンも務めているので戦略的なアドバイスにも大きな力が発揮できるのは間違いない」と、前米国選抜主将のデービス・ラブⅢ。

世界ランキングでも米国は11.8で欧州の18.5よりも7ポイント近く高く、ウッズとフィル・ミケルソンのベテラン勢にジャスティン・トーマス、ブライソン・デシャンボー、トニー・フィナウと3人のライダーカップルーキーが加わり、その平均年齢は31.9歳。12人の平均出場回数は2.83回で「若さと経験のバランスが非常によい」と、現主将のジム・フューリクは自信を見せる。

一方の欧州はトミー・フリートウッド、アレックス・ノレン、ジョン・ラーム、トービヨン・オルセン、タイレル・ハットンと5人のルーキーを擁す。一方でベテランはヘンリク・ステンソン、イアン・ポールター、そしてセルヒオ・ガルシアという面々で、平均年齢は33.8歳と2歳近く米国よりも高いが、出場回数の平均は2.17回と経験は少ない。今季のツアー勝利数でも米国が優勢。つまり数字上は圧倒的に米国が上回っているのだが、「そう簡単にいかないのがライダーカップ」と、欧州選抜の元主将ダレン・クラーク。

「米国にとって最大の弱点はアウェーに弱いこと」と指摘する。実際に過去10回の対戦中、欧州7勝に対して米国は3勝。米国がアウェーで勝ったのは1993年、英国のベルフライ大会まで遡らなければならない。

「欧州全土からパリに集結するファンの声援は大きなアドバンテージ、そしてルーキーが爆発する力は十分ある」と、トーマス・ビヨーン欧州選抜主将は一歩も引かない構え。

今年は“僅差”の戦いが予想されるだけに、最後まで目が離せない。

(在米ゴルフライター・武川玲子)
文・編集部 ※2018年10月9日号「芝目八目」より

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