地震と台風でANAオープンも中止に 北海道のゴルフ場の現状はどうなっている?

地震よりも台風の被害が深刻だった札幌GC輪厚C(今月5日の同コースホームページより)
地震よりも台風の被害が深刻だった札幌GC輪厚C(今月5日の同コースホームページより) 【拡大】
今月6日の未明に起こり、最大震度7を記録した「北海道胆振東部地震」。死者が41人に上るなど深刻な被害が各地から伝えられ、ゴルフ界でも13~16 日に開催予定だった「ANAオープン」が中止に。果たして道内のゴルフ場の被害はどうなっているのだろうか?

地震の震源地が大都市・札幌から近かったこともあり、深刻な被害を被っている市内のゴルフ場もある。27ホールを持つ札幌芙蓉カントリー倶楽部では1カ月を目処にコースを復旧し、まずは18ホールでの営業再開を目指すという。他にも一部ホールはテンポラリーグリーンを使用しての再開(真駒内カントリークラブ)など、完全に元の状態に戻るのは来年というケースもありそうだ。余震も続いており、今後また大雨の可能性もある。それによって地割れが広がったり、緩んでいた地盤が崩れだすといったことも考えられ、予断を許さない中での復旧作業となりそうだ。

また6日から数日は、停電や断水、電話回線の不通、道路状態の悪化など、インフラ関連の被害は全道に広まっていた。

とある道東のゴルフ場に聞くと、停電でクラブハウスが開けられないのは元より、散水用のポンプが動かない、宅配便が届かないなど、プレーヤーを迎え入れる態勢が整わない状態だったという。インフラが通常に戻っても、地元のコンペが中止となり、被害がなくても風評によって道外からの予約がキャンセルに。3連休もあり、今月は冬季クローズ前の最後のかき入れ時。全コースがこれ以上のキャンセルが出ないことを願っている。

だが、ゴルフ場に限っていえば、被害の大きさは4日に北海道西岸を通過した台風21号のほうが大きかったようだ。ANAオープンが中止された札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースに聞くと、

「地割れなどもなく、地震の被害といえばANAオープンを控えて大量に仕入れていた食材が停電によって冷蔵庫が3日間使えず、ダメにしてしまったことでしょうか。それよりも当初は400本ほどと考えていた台風による倒木が、復旧作業をしてみると約600本。折れた枝や葉もコースを覆い尽くしていました。5日からプレーエリアだけは片づけ始めたところで、6日未明に地震。ようやく12日から一般営業できました(大会中止によりメンバーの予約を取ったため)」という。

この台風被害は北海道の西側を中心に広がっており、5日は各コースで復旧作業が進められていた。そこに地震がきてのダブルパンチ。不運としかいいようがない。

地震以来、20%の節電目標が設けられ、観光地も人がまばらで元気がなくなっている、と伝えられる北海道。1日も早く、地震と台風の前の状態に戻ることを祈るばかりだ。

(本誌・中澤浩治)
文・編集部 ※2018年10月2日号「芝目八目」より

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