「優勝はまだ早い!」辻村コーチが描く“小祝さくら補完計画”

本戦で小祝のバッグを担ぐこともある辻村コーチ
本戦で小祝のバッグを担ぐこともある辻村コーチ 【拡大】
上田桃子、比嘉真美子、小祝さくららを指導する辻村明志コーチ。アマチュアの吉田優利を含めると、今季、辻村コーチの教え子は実に調子がいい。1勝を挙げている比嘉はもちろんだが、特に小祝は幾度となく優勝争いに絡む活躍を見せている。出場26試合中トップ10入りが8回、うち2位が3回(9月7日現在)と、今ツアー初優勝に最も近いルーキーだ。

辻村コーチも小祝の初優勝を待ち望んでいるかと思いきや、実はそうでもないらしい。その真意を辻村コーチに聞いた。

「当然、勝ってほしいっていう気持ちもあるんですけど、もっと後でいい。負ける悔しさで成長できるし、今はしっかり実力をつけてほしいんです」

辻村コーチはそういうが、小祝本人はどう思っているのか。

「勝てるチャンスがたくさんあったのに、逃した自分はまだまだだなと思ったけど、(上田)桃子さんに『簡単に勝つよりもしっかり実力をつけて、悔しさを味わってから勝ったほうが絶対にいい』とアドバイスをもらいました。そんな考え方もあるんだと思ったし、また次に向けて頑張ろうと思えました」

最近、そばで見守る辻村コーチは小祝のある変化に気づいた。

「さくらは悔しさを表情や練習態度に出す子じゃなかった。でも、今はどんどん出てきている。ゴルフ5レディスで申ジエと優勝争いしていたとき、さくらのこわばった表情をボクは初めて見た。でも、それが勝負の世界。いい経験してるなって思いました」

そして、辻村コーチが描く小祝の指導計画は、

「じっくりと2年くらいかけてプロとしての肉体改造やスイング作りに取り組みながら、“本物”をつくりたい。さくらには勝ち出したら止まらないという選手になってほしい」

勝ち続ける選手になるため、今は力を蓄える時期。小祝さくらの開花を見守りたい。

(本誌・島村真理子)
文・編集部 ※2018年9月25日号「芝目八目」より

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