
先週開催された韓国女子ツアーのメジャー「ハンファクラシック2018」(8月30日~9月2日)に、日本人選手が出場した。
出場したのは今季日本ツアーで初優勝した新垣比菜(推薦)と藤本麻子(招待)。さらに宮里美香も推薦で出場。また、大会ホステスとして、米ツアーメンバーの野村敏京の姿もあった。
他にも日本ツアーメンバーのイ・ミニョンやユン・チェヨンもホステスとして参戦し、カン・スーヨン、ジョン・ジェウン、ペ・ヒギョンも母国ツアーに姿を見せていた。
近年、韓国ツアーでは積極的に日本人選手を推薦・招待する大会が増加し、「機会があれば出てみたい」と語る日本人選手も多い。
では、韓国での日本人選手の認知度や人気はどれくらいあるのだろうか。韓国メディア「イーデイリー」ゴルフ担当のチュ・ヨンロ記者に話を聞いた。
「正直なところ、今大会に出場した日本の選手は大きく注目されていません。ただ、韓国ツアーで成績を残せばニュースで取り上げられるので、すべて結果次第でしょう」
ただ、無名の日本人選手に「関心を持つ、持たない」は、記者個人の興味の範はん疇ちゅうだが、このチュ記者は「大会前に新垣比菜にインタビューします。関心を持ってみようと思って」と話していた。それに、彼女が日本での〝黄金世代?の一人であることも知っていた。
去年の「ハンファクラシック」に出場した柏原明日架は現地メディアで「(米ツアー選手の)パク・スンヒョンに似ている」と報じられていたし、今年4月の韓国ツアーに初出場した森田遥は「JLPGAの新鋭」と紹介されていた。韓国でも日本の若手選手には多少、注目しているのが分かる。
「それでも賞金ランキング1位の鈴木愛は、韓国ゴルフ界では関心が高いほうです。米ツアーで優勝した畑岡奈紗のことも韓国で大きく報じられています」(チュ記者)
ただ、単発で試合に出場するだけでは、注目度が低いのはしょうがなく、「すべては結果次第」というコメントになるのも、むべなるかな。
韓国ツアーは日本とコースや環境が違い、選手層も厚く、そう簡単に優勝できないだろう。だが、長年日本でプレーするアン・ソンジュやイ・ボミらが日本で何度も優勝して広く知られているように、いずれ韓国ツアーで戦う日本人選手が出てくれば、少しずつ選手の名前や認知度は高まるに違いない。
(本誌・金 明昱)
出場したのは今季日本ツアーで初優勝した新垣比菜(推薦)と藤本麻子(招待)。さらに宮里美香も推薦で出場。また、大会ホステスとして、米ツアーメンバーの野村敏京の姿もあった。
他にも日本ツアーメンバーのイ・ミニョンやユン・チェヨンもホステスとして参戦し、カン・スーヨン、ジョン・ジェウン、ペ・ヒギョンも母国ツアーに姿を見せていた。
近年、韓国ツアーでは積極的に日本人選手を推薦・招待する大会が増加し、「機会があれば出てみたい」と語る日本人選手も多い。
では、韓国での日本人選手の認知度や人気はどれくらいあるのだろうか。韓国メディア「イーデイリー」ゴルフ担当のチュ・ヨンロ記者に話を聞いた。
「正直なところ、今大会に出場した日本の選手は大きく注目されていません。ただ、韓国ツアーで成績を残せばニュースで取り上げられるので、すべて結果次第でしょう」
ただ、無名の日本人選手に「関心を持つ、持たない」は、記者個人の興味の範はん疇ちゅうだが、このチュ記者は「大会前に新垣比菜にインタビューします。関心を持ってみようと思って」と話していた。それに、彼女が日本での〝黄金世代?の一人であることも知っていた。
去年の「ハンファクラシック」に出場した柏原明日架は現地メディアで「(米ツアー選手の)パク・スンヒョンに似ている」と報じられていたし、今年4月の韓国ツアーに初出場した森田遥は「JLPGAの新鋭」と紹介されていた。韓国でも日本の若手選手には多少、注目しているのが分かる。
「それでも賞金ランキング1位の鈴木愛は、韓国ゴルフ界では関心が高いほうです。米ツアーで優勝した畑岡奈紗のことも韓国で大きく報じられています」(チュ記者)
ただ、単発で試合に出場するだけでは、注目度が低いのはしょうがなく、「すべては結果次第」というコメントになるのも、むべなるかな。
韓国ツアーは日本とコースや環境が違い、選手層も厚く、そう簡単に優勝できないだろう。だが、長年日本でプレーするアン・ソンジュやイ・ボミらが日本で何度も優勝して広く知られているように、いずれ韓国ツアーで戦う日本人選手が出てくれば、少しずつ選手の名前や認知度は高まるに違いない。
(本誌・金 明昱)