パーオン率最下位だった堀琴音 森守洋コーチとの取り組みでショットが劇的復調

どん底だったショットの調子を取り戻しつつある堀
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堀琴音が長いトンネルから脱出した。

2015年に19歳で初シードを獲得した堀。初優勝に最も近い存在といわれて久しいが、今シーズンに入るとショットの不振に陥った。4月のKKT杯バンテリンレディスオープンから17試合連続(棄権1試合)で決勝ラウンド進出を逃してきた。しかし、CAT Ladiesは4位タイで予選を突破し、今季最高の15位タイに入った。

「だいぶ自信になりました。たまたま通ったとかじゃなくて、自分自身が納得するショットが打てて予選を通って、しっかりやれました」

と、明るい表情を見せる。不振に陥った原因は、昨年の終わりから悪くなっていた原因不明のスイングの微妙なズレを修正できずにシーズンインしてしまったことだという。

堀が自信を取り戻せたのは「(原)江里菜さんに感謝しかありません」と、先輩プロの名前を挙げた。

かつて自身も不振に陥りシード権を手放した経験のある原は、堀の不調を見て「昔の自分を見ているようだった」と声を掛け、自身が復活を遂げた森守洋コーチを紹介した。

「堀選手はもともとハンドアクションがうまくて、インパクトゾーンが長く、ショットの精度が高い選手でした。それが、曲げたくないと思ったのか手首がガチガチでフェースが開いたまま当たり、プッシュアウトのミスが多く出ていたのです。フェースは閉じてこないと真っすぐ行きません。クラブの動きに意識を持っていき、自然と手首を使えるようにするところから始めました」(森コーチ)

森コーチに習うようになって1カ月足らずだが、「あれだけ悪かったからすぐには直らなかったけど、ずっとしっくりきていたので、そのままやれば大丈夫と思って信じてやってきました。まだミスがゼロではありませんが、ミスの範囲が狭まってきましたし、今は、自信を持って振れるようになりました。むしろ前よりよくなっていると思います」と、信じて取り組んできた結果が自信となった。

復調はデータにも表れている。CAT Ladies前週までのパーオン率は、48.0556パーセントで102人中最下位だったが、CAT Ladiesの3日間のパーオン率は85.1パーセントで1位タイをマークした。

「一時はゴルフをやめたいと思ったこともありましたけど、結局、練習場に来ているし、来ているってことはやっぱりゴルフが好きなんだなってこと。それに、このままでは終われない、という気持ちが強かったです。これからしっかり予選を通って、頑張って上にいくことを目標に励みます」

このままでは終われない、という堀の強い意志が自信を取り戻すことにつながった。秋のビッグトーナメントは堀の名前が上位で見られそうだ。

(本誌・小高拓)
文・編集部 ※2018年9月11日号「芝目八目」より

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