未曾有の被害をもたらした西日本豪雨 ゴルフ場の被害状況と復興への道筋は?

西日本を中心とした広い地域に甚大な被害をもたらした「平成30年7月豪雨」は、中国・四国地方、九州北部や近畿地方などのゴルフ場にも大きな爪痕を残した。

ゴルフ場運営の大手、アコーディア・ゴルフによれば、同社が運営するゴルフ場のうち、竹原CC(広島県)と福岡フェザントCC(福岡県)が現在クローズとなっている。福岡フェザントCCは8月1日オープン予定だが、竹原CCの再開時期は未定とのこと。いずれも、コースの一部が崩落するなどしたという。

また、二丈CC(福岡県)や猪名川国際CC(兵庫県)などにも崩落箇所があるが、現在はそれら危険箇所を避けて営業している。

「営業が再開できても従業員が被害を受けているケースも多く、完全に元どおりに営業できるまでには、まだかなりの時間がかかりそうです」(アコーディア・ゴルフ広報部)

同じく全国にゴルフ場を展開するPGMホールディングスでは、宇和島CC(愛媛県)がクローズで営業再開のめどは立っていないという。広島国際GC(広島県)は、アウトコース2周での18ホールプレーで7月20日に営業を再開した。

岸和田CC(大阪府)、大宝塚GC(兵庫県)など5コースはクローズこそ免れたものの、ホール数を減らしたり、迂う回かい路を設けたりして営業している状態だ。幸いにも営業できているコースでは、客足の落ち込みは最小限にとどまっているという。

「今回の豪雨災害は範囲が非常に広く、なおかつ多くの住宅地が被害を受けました。まずは一般生活の立て直しが最優先ですが、それと並行してゴルフ場の復旧工事も着手に向かっているところです」(PGMホールディングス広報グループ)

自社のコースに大きな被害を受けた両社だが、今回の豪雨による被災者救援、および被災地の復旧・復興のため、それぞれ200万円の寄付を決定した。また、両社が全国に展開するゴルフ場やゴルフ練習場において、義援金を募る活動もスタートさせている。

他社のゴルフ場でも、募金箱を設置して義援金活動を始めているところが増えており、今回の甚大な被害に対するゴルフ界からの支援の動きは広まっている。

被災地の人たちが笑顔でゴルフを楽しめる日が、一日も早く戻ってくることを願ってやまない。

(フリーライター・三浦靖史)

文・編集部 ※2018年8月14日号「芝目八目」より

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