女子ツアー選手会が提唱するペナルティはスロープレーの改善につながるか!?

今季、男子ツアーでいうところの選手会長を務める比嘉真美子(写真・Getty Images)
今季、男子ツアーでいうところの選手会長を務める比嘉真美子(写真・Getty Images) 【拡大】
7月19日、国内女子ツアー「センチュリー21レディス」の練習日に選手ミーティングが行われ、プレーヤーズ委員会の委員長である比嘉真美子が「スロープレー」についての決定事項を囲み取材で明かした。

「個人に出たイエローカードを累積し、多かった選手は罰金などではなく、もう一度新人セミナー(4日間の講習会)を受けてもらうのはどうか、という案が出ました。これにはいろんな選手が大賛成してくれたので、選手の総意として上げました」

現規定では、まずプレーの進行が遅い組もしくは個人にイエローカードが出される。その後、個人の一打に要する時間を計測。各ストロークに許容されるのは40秒(最初にストロークするプレーヤーは50秒)で、一度目の計測が所定時間内であれば「警告」で終わるが、2回目の計測で改善されない場合は「1罰打」、3回目で「2罰打」、4回目で「競技失格」となる。選手にとって罰打を払うことは避けたい。だから、イエローカードが出たとしても「警告」でとどめるのが普通だろう。

しかし、イエローカードは累積されるだけで、サッカーのように○枚で退場や出場停止など明確なペナルティがないため、一向に改善されないという状況にファストプレーを心がける選手がしびれを切らした形だ。新人セミナーの受講がスロープレーの歯止めになるのかはいささか疑問だが、

「平等の中でやるのがスポーツ。ルールに則って、ルールの範囲で選手はベストなプレーをしていくのがスポーツだと思う」という比嘉の言葉はもっともだ。

日本女子プロゴルフ協会の広報担当はプレーヤーズ委員会の決定を受けて、「今月30日に行われる『トーナメント事業部会』でこの内容を検討し、秋に行われる次の選手ミーティングまでに何らかの回答を示したい」とのこと。

たびたび議題に上がる「スロープレー対策」だが、解決の糸口を見つけられるのか。今後も注視したい。

(本誌・島村真理子)

文・編集部 ※2018年8月14日号「芝目八目」より

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