元賞金王も太鼓判!1週間で二つのメジャーの切符をつかんだ秋吉翔太の将来性

まさにシンデレラボーイ
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「~全英への道~ミズノオープン at ザ・ロイヤルゴルフクラブ」でツアー初優勝を遂げた、27歳の秋吉翔太。同大会は全英オープン予選も兼ねており、全英オープンの切符も獲得。また同週月曜日に行われた全米オープン日本予選で1位通過を果たして本戦出場を決めている。1週間で二つのメジャー切符をつかんだシンデレラボーイだ。

2009年にプロ転向した秋吉は、昨年14試合に出場し、賞金ランキング43位で初シードを獲得。そして今年の中日クラウンズで優勝争い(結果は4位タイ)を経験して、初優勝にたどり着いた。昨年からオフの合宿や練習ラウンドを共にする14年の賞金王、小田孔明は秋吉についてこう話す。

「ドライバーでボールをつぶして、低い弾道でうらやましいぐらい飛ばせるし、アイアンもパンチショットでいろんなボールのコントロールがうまい。ショットは抜群。コースマネジメントとパッティングがうまくなれば、すぐに勝てると思っていた」

もともと小田がうらやむほどのショット力の持ち主だった。秋吉自身も「もっと早くシードを取れると思っていました。ショットには自信がありましたが、ショートゲームが弱点でした」と語る。

シードを取る前年の16年の部門別データを見ると、飛んで曲がらない指標のトータルドライビングは1位、パーオン率は12位(65.56%)だが、平均パット数は82位(1.8173)と、数字ではっきりと得手不得手が現れていた。弱点のパッティングが改善し始めたのは、九州の先輩プロ、山本己沙雄にパッティングを教わった昨夏からだ。

「ヘッドの動かし方が変わりました。以前は、真上から見てヘッドを真っすぐ動かしていましたが、結果的にヘッドが閉じて上がり、フォロースルーで開く動きになっていました。ボールがつかまらず狙ったところに打てていませんでした。それを開いて閉じるように動かすようにしたら、狙ったところに打てるようになりました」

山本のアドバイスによりパットが開眼。昨年の平均パット数は38位(1.7862)、今季は21位(1.7783)。ミズノオープンの4日間は、3位(1.6905)と、弱点ではなくなった。

最近の成長ぶりを見て小田は「翔太は体も出来上がっているし、今は勢いもある。メジャーに行って経験をして、日本に帰ってきたらまた強くなるかもしれない。今年賞金王を取ってもおかしくないぐらい。(宮里)優作とか(池田)勇太とか海外に行っているから、逆に今年はチャンスだと思う」と、ツアーの主役に躍り出る可能性さえ感じている。

「1週間で二つのメジャー出場を決めて、初優勝もついてきて、人生が変わりました」と笑顔を見せるが、「メジャーでは予選を通って結果を残したい」と、強い意志も見せる。

賞金王獲得やメジャーで活躍を残して、再び人生が変わる日が来てもおかしくない逸材だ。

(本誌・小高拓)

文・編集部 ※2018年6月19日号「芝目八目」より

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