「一度頭がパンクしそうになった」石川遼が今、考えていることは?

試行錯誤した末にシンプルな考えに
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国内開幕戦の東建ホームメイトカップで優勝争いの末、2位に入って以降、20~30位台が続き、ミズノオープンでは予選落ちを喫した石川遼。現在の状態は、どんな様子なのだろうか。

5年間主戦場とした米ツアーから昨年撤退し、今年は国内に専念。オフの間は「5年後、10年後に米ツアーやメジャーで戦うため」、フェースの開閉を抑えるなど、世界で通用するスイング改造に着手した。

国内開幕を迎えるとトップスイングでクラブを寝かす素振りや手元を低く動かすイメージを高めるなど、常に意識づけを行ってきた。それでも関西オープン大会中は、「他のクラブは悪くないのにドライバーのときだけスイングが悪い」と、不安があることを吐露した。

しかし、関西オープンの最終日と翌日に行われた全米オープン予選(一日36ホール)の計54ホールの中で、「開幕からけっこう下り坂でしたが、自分の中ではようやくスタートラインに立てたと思う」と、上向きになる要素を見いだした。

「関西オープンの最終日に(いろいろ考えて)頭がパンクしそうになりました。ちょっときつかったので、自分がスイングの中で一番大事にしていることに戻った感じです。自分を中心として“ヘッドが円を描く”ことしか考えないようにしました」

体を中心にしてヘッドがよどみなく円を描いて動くことだけに意識を向けた。クラブを寝かすことなど部分的な動きは「もう考えない」と、きっぱり。

「(ヘッドが)回った結果そこを通るというのが、一番再現性が高いと思う。自分でシャフトを寝かせにいくと再現性が低くなって自分のイメージも悪くなる」

いいときのスイングを見ると、途中でシャフトが一回寝る部分があったが、寝かす意識なくスイングをした結果、シャフトが寝る瞬間があっただけにすぎない。一部分だけを見て取り入れることをやめた。原点に返りシンプルに考えるようにしたのだ。

「とにかく自分の中ではシンプルに。スイングは考えすぎずに。(今まで考えていた部分は)フィーリングや感覚に注ぎ込んでいきたい。アプローチは打ち方を考えずに、どういう球を打ってどこに落とすかを考えれば、そのための打ち方になってくる。打ち方ありきだと、やっぱりごちゃごちゃになりますから」

世界に通じるスイングという最終ゴールまで時間はあるにせよ、習得方法に変化を加えているようだ。石川浮上のカギは、割とシンプルなのかもしれない。

(本誌・小高拓)

文・編集部 ※2018年6月12日号「芝目八目」より

週刊パーゴルフ2018年6月5日号(2018年5月22日発売)の芝目八目では、そのほかに以下のようなラインアップでゴルフ界の気になる最新情報をお届け中です。
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