2年連続賞金女王へ早くも3勝の鈴木愛、全盛期の不動裕理の記録超えも可能性大

2003年の不動裕理(左)と、ほけんの窓口レディースで今季3勝目を挙げた鈴木愛(右)
2003年の不動裕理(左)と、ほけんの窓口レディースで今季3勝目を挙げた鈴木愛(右) 【拡大】
鈴木愛が2年連続賞金女王に向け、すさまじいスタートダッシュを見せた。出場8試合で優勝3回、2位と3位が各2回。獲得賞金は約7131万円と、すでに2位に2366万円以上の差をつけて首位を快走中だ(データはすべて5月13日現在)。

出場8試合以内に3勝を挙げたのは、日本人では2003年の不動裕理以来、15年ぶり。不動はその年、出場24試合で10勝を挙げて4年連続の賞金女王となっているが、今年の鈴木は当時の不動に匹敵する強さといえそうだ。さらに今後の活躍次第では不動の記録を上回る可能性さえある。

それを証明するのが各スタッツ。03年の不動は平均ストローク、平均パット数、パーオン率、リカバリー率、パーブレーク率などほぼすべてのスタッツが1位。鈴木も今季、平均パット数が2位以外は前記スタッツが1位となっており、03年にはデータがなかったトータルドライビングでも1位。つまり弱点のなさが強み。ここまでの戦績は、絶対女王と称された不動にそっくりなのだ。

さらに、鈴木のデータには不動の記録を上回っている点も見られる。特筆されるのが、パー4ホールでの平均スコア。昨年、3.9820だったスコアが今季は3.9008と約0.1ストロークも改善。パー4ホールが1ラウンド10ホールあれば単純計算で1ラウンド1打よくなる計算で、これは03年の不動の3.9452を大きく上回る。平均ストロークも69.8286と、昨年の70.7447から1打近く少ないが、これも不動の70.2727より上。仮にこの調子のまま昨年と同数の29試合に出場してシーズンを終えたとすれば、年間11勝、史上初の年間平均ストローク69台の可能性も大いにある。

鈴木本人は優勝を逸した試合に関して、まだまだ不満を持っていると聞く。この向上心があれば、不動裕理超えも実現できるのではなかろうか。

(本誌・中澤浩治)

文・編集部 ※2018年6月5日号「芝目八目」より

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