ゴルフ場をペットの避難場所に提案した愛犬家社長の思いとは

左から矢野社長、中川智子宝塚市長、旭国際宝塚CCの内町十三前支配人(写真提供・宝塚市)
左から矢野社長、中川智子宝塚市長、旭国際宝塚CCの内町十三前支配人(写真提供・宝塚市) 【拡大】
現代人の癒やしとして、欠かすことのできない存在となったペット。もはや家族同然という人も少なくない中、ゴルフ場がペットやそれを愛する人々のために役立つことになった。

兵庫県の宝塚市は、大規模な災害があった場合、ゴルフ場の施設をペット避難所とする「ペット避難等の災害時支援協力に関する協定」を3月23日に市内にある二つのゴルフ場と締結した。

全国的に見てもかなり珍しいこの試み。サインしたのは宝塚高原GCと旭国際宝塚CC。同市総合防災課の係長・嘉村剛氏によると、愛犬家の宝塚高原GC社長・矢野浩臣氏との話の中で、「災害時、ペットのためになるような協力を」と申し出があり、この協定が誕生したという。

「画期的なのはクラブハウス内でペットと一緒に避難できることです」(嘉村氏)

ペットは家族同然という人には、外につながず、ずっと一緒にいることができるのはうれしいことだろう。

矢野氏は動物が好きという理由の他にも、

「ゴルフ場をゴルフをやらない方にも役立つ施設にしたいのです。クラブハウスは土足で入るところですし、汚れたら絨じゅう毯たんを替えれば済む話ですしね。体育館などに比べれば空調もありますし、水なども調達しやすい。緊急時の避難場所としてゴルフ場は有効だと思います」

広い駐車場や芝生、犬を散歩させるスペースもあり、ペットが避難する場所としてゴルフ場は最適な選択だろう。

「今後、このような取り組みが全国へ広がっていくことを願っています」(嘉村氏)

普段はゴルファーの憩いの場、そして非常時は地域の人たちとペットの救いの場所に。東日本大震災ではペットと離れ離れになったり、一緒に避難しても他の住民とトラブルになったケースもあったりしたと聞く。

今回の協定がそのような悲しい事態を少しでも改善してくれることを願いたい。

(本誌・小路友博)

文・編集部 ※2018年4月24日号「芝目八目」より

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