メジャー初戦で大活躍の上原彩子は、底抜けの明るさで最も米ツアーに溶け込んだ女

持ち前のポジティブ思考で米ツアー初勝利を!(写真・Getty Images)
持ち前のポジティブ思考で米ツアー初勝利を!(写真・Getty Images) 【拡大】
「上原彩子もいるよ!というのを忘れられないようにしないと(笑)」と明るく声を弾ませた。

今季メジャー初戦、ANAインスピレーションの最終日、一時は首位に並ぶ大活躍を見せた上原彩子。昨年のエビアン選手権に続くメジャー2大会連続の優勝争いで、その存在感を大きく示した。

「去年のエビアンのときよりもずっとゴルフが進化している」と自信を見せるのは、昨季に比べて13ヤードも伸ばし、253ヤード(ツアー83位)の平均飛距離。要因は昨年6月からテッド・オーをスイングコーチに迎え、オフにはロサンゼルス郊外で徹底的なスイング改造に取り組んだこと。9位で迎えた最終日、引き締まった表情でティショットを放つ上原が昨年よりもひと回り大きく見えたのは、トレーニングで鍛えられた体のせいだけじゃなく、その自信のせいもあるだろう。メンタルの充実がこれほどまでに人を大きく見せるのか、と少し驚いた。

これまで宮里藍や横峯さくらの華々しい活躍もあり、上原が注目を浴びることは少なかった。しかし、その明るいキャラクターは、実は米LPGAツアーでは有名。2013年にルーキーシーズンを迎えたときには「今年から参戦する上原彩子です!」と、いろんな人に声を掛けていった。みんなに「こんな日本人は初めて」と驚かれたという。

最初にできた友人は、シェラ・チョイ。上原は日本と同じようにプロアマのパーティは全員参加と思い込み、出かけたら席がなかった。そのときシェラが助けてくれた。以来、大親友になり、今もシェラのフロリダの自宅に、しばしば泊まり込んでいる。米国に拠点を持たないが、方々にできた友人のおかげでオフウィークも楽しく過ごす。

「米ツアーで苦しいことなんてないです。たくさん友達もできて、ほんとに米国に来てよかった」

そんな上原だからこその粘りをANAインスピレーションでは存分に発揮。「今年は必ず勝つよ」とコーチは確信している。米ツアー初優勝の日は近い。

(在米ゴルフライター・武川玲子)

文・編集部 ※2018年4月24日号「芝目八目」より

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