「子どもたちに夢がない!」危機感がつくらせたゴルフの高校

ゴルフだけでなく、人間力を高めていくことも目標にしている
ゴルフだけでなく、人間力を高めていくことも目標にしている 【拡大】
今号から新連載のレッスン漫画『Dr. HANA』の主人公である花ヶ崎光広が、ゴルフを学びながら全日制の高卒と同じ資格が取れる通信制の高校、「HGA高等学院」を開校した。

「本校はゴルフに特化した学校ですが、さまざまな施設と連携して学問やボランティア活動にも力を入れて、世界に羽ばたく人材を育成します。国語や数学などの通常教科では、英語に力を入れています」と花ヶ崎。

HGA高等学院には、ツアープロ、ティーチングプロ、トレーナーの3つのコースがあり、ゴルフや通常教科のほか、ビジネス座学やボランティア活動の時間を設けているのが特長だ。その意味するところを花ヶ崎は次のように説明する。

「ゴルフを学ぶと同時に個人の自立心や人間力を高めるため、ボランティア活動やゴルフ場でのアルバイト経験を考えています。もちろんゴルフの楽しさを教えるために、部活動はローズウッドゴルフクラブ(兵庫県)で行うことも決まっています」

人として大きな成長の伸びしろがある高校時代に、ゴルフばかりしているだけでは人間力は高められない。人間力なくしては、世界で戦える選手は育たないという理念の下、HGA高等学院を設立した、と花ヶ崎はいう。

これまでにも花ヶ崎は主宰するゴルフアカデミーと学習塾のコラボレーションに始まり、子どもたちが本格的な調理体験をするキッザカフェを開催するなど、さまざまなことにチャレンジしてきた。

「ジュニア指導に力を入れ始めたころ、衝撃的なことを知ることになりました。指導するジュニアたちに将来の夢を聞いたところ、ほぼ半数の子どもたちが確かな夢を持っていなかったのです。それは開催したイベントでも同じ結果でした。夢と目標を持って、学校に行ってもらいたいんです」

この花ヶ崎の熱い思いが、HGA高等学院開校に結びついた。花ヶ崎の夢と目標に続く子どもたちが学院から多く輩出されていけば、これからのゴルフ人口減少に歯止めの一石を投ずることができるかもしれない。花、開くのを待ちたい。

(本誌・河合昌浩)

文・編集部 ※2018年3月13日号「芝目八目」より

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