えっ、ジョン・デイリーの全英トロフィーがネットオークションで手に入る?

栄光の証しをなぜ? 写真・Getty Images
栄光の証しをなぜ? 写真・Getty Images 【拡大】
これほど毀誉褒貶の激しいプロもいなかったかもしれない。少なくともタイガー・ウッズのさまざまな問題の発覚までは……。

ジョン・デイリー ――100キロを優に超える巨体から規格外の豪打を放ち、メジャー2勝を含む米PGAツアー5勝を挙げるも、私生活では3度の離婚やアルコール依存症などゴルフに集中できない期間も長かった。

しかし、2016年から米シニアツアー入りを果たすと、2年目に初勝利。再び人気選手として順風満帆な道を歩み始めている。

……かに見えたのだが、またしてもお騒がせ男の本領発揮。「デイリー大丈夫か?」と、世界中のファンを心配させたのは、キャリアのハイライトの一つである1995年全英オープン優勝時に獲得した優勝杯、通称クラレットジャグのレプリカが売りに出ているからだ。レプリカといっても、オリジナルの同優勝杯はR&Aが保管しているため、優勝者が授与され保持できるものとしては、唯一無二の品である。

出品されているサイト「ヘリテージオークションズ」によると、この品はセントアンドリュースのロイヤル&エインシェントGCが公認する銀製品メーカー「ニコラス・ウイントン」がデイリーのために製作した2点のうちの一つだという。

実はデイリーの同優勝杯は16年にも一度オークションに懸けられているため、真贋を疑う声を予想してか、16年当時にデイリー本人が発したこんなツイートを引用して疑いを打ち消している。

「私はセントアンドリュース・ミュージアムに寄贈しようと思っていたもう一つのクラレットジャグをまだ持っている」

しかし、こうしたオークションには十分注意すべきだというのは、スポーツグッズ鑑定の権威として知られる「流体力学」代表の前野重雄氏だ。

「本人が公式に授与されて保持しているものもレプリカには違いないので、それと非公式のレプリカ(要するに偽物)を意識的に錯誤させようとする手口にだまされる例は多いんです。今回の件がそうかは別にして、本人承諾の下で業者が偽物を製作し、利益の何割かをバックするという商法もあります」

オークションは米中部時間の2月24日22時締め切りで、16日現在の価格は3万ドル(約315万円)だ。オークションに参加してみたいというあなたは、くれぐれもリスクを考えて慎重に。

(本誌・金子信隆)

文・編集部 ※2018年3月6日号「芝目八目」より

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