保険金詐取事件で再び注目されたホールインワン特約はいつ、なぜできた?

ゴルフで「ホールインワンを達成した」と虚偽の申告をし、保険会社からゴルファー保険金100万円をだまし取ったとして、今月17日、3人の男が詐欺容疑で逮捕された。3人は達成記念の祝賀会で使った飲食費などとして、架空の領収書を保険会社に提出し保険金を請求していたという。

ゴルファーの風上にも置けない不届きな事件だが、そもそもホールインワン保険はいつ誕生したのだろうか。

調べてみると1982年、日本初の「ホールインワン特約」を発売したのは共栄火災海上保険株式会社。広報室・尹梨愛さんに、その成り立ちを聞くと、

「日本ではホールインワンを達成すると、パーティーや記念植樹などを行い、その費用はすべて達成した人が負担するというのが慣習として定着していたようですね。ただ費用が数十万円単位と、かなり高額な出費となるため、それを保険でカバーしていただこうというのが商品化のきっかけです。ホールインワン特約発売当初は、日本初ということもあり、テレビをはじめ多くのマスコミに取り上げられ、大きな反響を呼びました」

ホールインワン達成を祝ってもらうどころか、自分で祝うとは何とも不思議な気がするが、「アマチュアゴルファーの場合、ホールインワンが発生する確率は2000~3000ラウンドして1回くらいといわれています。ホールインワン達成のような幸運が訪れると、次に悪いことが起きるかもしれないと考える日本独特の風習がありますので、“厄払い”的な意味を込めてご自身で祝うようになったようですよ」(尹さん)

ゴルファーなら一度は夢見るホールインワン。大盤振る舞いする心配よりもむしろ、そんな幸運に恵まれてみたいものだ。

(本誌・島村真理子)


文・編集部 ※2018年2月13日号「芝目八目」より

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