石川遼の復活はホンモノ!?バーディ数が示す復調具合

やはりバーディをたくさん奪ってギャラリーを魅了するのが石川遼
やはりバーディをたくさん奪ってギャラリーを魅了するのが石川遼 【拡大】
6年ぶりに日本ツアーを主戦場としている石川遼が、アジアとの共同主管競技である開幕戦のSMBCシンガポールオープンで復活の兆しを見せた。

連日の雷雲接近により、順延続きの変則スケジュールとなったが、首位タイで予選を突破。結果的には16位タイだったが見せ場はつくった。

今季の米ツアーの出場権を逃して日本ツアーに復帰した昨秋。「米ツアーで勝つ、メジャーで勝てる力をつける」として、ショットの精度を上げるため、フェースローテーションを抑えたスイング改造に着手。慣れないスイングに復帰当初は5戦連続予選落ちの憂き目に遭ったが、自身最終戦となったカシオワールドオープンでは2位タイに入ってオフに突入した。

「オフの間は、スイングで体を開かないことを重点的に取り組みました。今回は決勝ラウンドで崩れてしまい悔しい結果ですが、やることをやれればスコアにもつながると感じました」

予選ラウンドを首位で突破したことで、取り組んでいることができれば結果が出せる、と手応えを感じた様子。そして、今大会で復活を感じさせたのがバーディの多さだ。4ラウンドで21個を奪い、1位となった。

日本ツアーでは賞金王になった2009年から3年連続で平均バーディ数4個以上を奪い1位になるなど、08年にプロデビューしてから5年間、この部門は3位以内をキープ。米ツアーでも自己最高のフェデックスカップランキング72位に入った14年は、平均バーディ数3・89個で10位に入っている。

予選落ちの続いた昨年は、日本ツアー7試合の平均バーディ数は3・11個で71位相当。石川にとってバーディ数が調子のバロメーターといえる。

「(スイング改造で)ドライバーは安定感を求めて、アイアンショットとパッティングでバーディを取りたい。それが自分のゴルフ」と明確な狙いがある。昨年のカシオワールドオープンから、これまで長く使っていたパターをL字マレットからブレード型の〈オデッセイプロトタイプ#1〉に替えて、「狙ったところに打てている」と自信を見せる。

米ツアーでパワーヒッターに囲まれてスイングを崩したが、スイング改造によって安定感を取り戻せば、“アイアンとパッティング”でバーディを奪える。バーディの方程式が垣間見えた開幕戦だった。続くレオパレス21ミャンマーオープンでは予選落ちを喫するなど、まだ修正点もあるようだが、4月の国内開幕戦では完全復活をアピールしてくれるだろう。

(本誌・小高拓)


文・編集部 ※2018年2月13日号「芝目八目」より

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