「自分を信じて取り組みたい」石川遼、2018年は日本ツアーが主戦場

カシオワールドオープンでは2位タイと、復調のきっかけをつかんだように見える石川
カシオワールドオープンでは2位タイと、復調のきっかけをつかんだように見える石川 【拡大】
2013年から米ツアーを主戦場にしてきた石川遼。2017–18シーズンの出場権を逃し、去就が注目されていたが、18年は日本ツアーを中心に戦うことを決めた。

17年、自身の最終戦となったカシオワールドオープン終了時には、18年1月から開幕する米下部ツアーのウェブドットコムツアーへの参戦を示唆していたが、ジャパンゴルフツアー表彰式が行われた12月4日までに考えを固めた。

「国内の試合が4月から始まりますが、そこからは日本を中心に出たい。米国と日本を行ったり来たりして両方とも中途半端になるのはすごく嫌。どっちかに腰を据えてやっていきたいと考えました」

米下部ツアーと天秤(てんびん)に掛けて日本ツアーを選んだ形になる。米ツアー新シーズンの出場権を逃した帰国後は、より安定感を求めてフェースローテーションを抑えたスイング改造に着手しているが、米ツアーで5年間戦ったひずみの修正でもある。

13年から5年間の最高成績は14年のフェデックスカップランキング72位。「米ツアーに勝ちにいくというより、しがみついている」感じだったと振り返る。その間、「スイングは徐々にむしばまれていた」と続けた。

パワーゲームと呼ばれる米ツアーにおいて、「飛ぶ選手と回ると飛ばさないといけないと感じていた」。飛距離を伸ばさないと結果が出せないととらえ、自分が意図しない動きになってスイングを崩した。

「プロになって日本での最初の5年は結果を求めずに自分を信じてやった。そして結果もついてきましたし、米ツアーへの道が開けました。米国では自分を信じられず、結果を求めて周りに流されていました。これからは自分を信じてやっていきたい」

米国の5年間でむしばまれたスイングは、短時間で修正できるものではないと感じているが、原点回帰で自分を貫いて力をつける。

「(松山)英樹のように米ツアーで勝つか負けるかという力をつけて戻りたい。まだ26歳ですし、前例はないかもしれませんが、戻れるように力をつけたい」プロ生活10年を終え、11年目は日本から再出発する。

1月から3月のスケジュールは未定だが、18年シーズンの日本ツアーの開幕戦であり、アジアの共同主管試合のSMBCシンガポールオープン(1月18~21日、シンガポール・セントーサGC)が初戦の可能性も高い。

「この決断は自分が考えたこと。この道を選んだからには厳しくやっていきたい」と、強めた語気に18年の決意を感じた。

(本誌・小高拓)

文・編集部 ※2017年12月26日・2018年1月2日合併号「芝目八目」より

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