それいけ! オヤジゴルファー【第32回】

今回取材したのは、関東エリアでは広く知られている27ホールを擁する人気コースのキャディさん。メンバーさんや一般ビジターでもない、“おひとり様”ゴルファー枠に当たると、キャディさんの疲れはいつもの倍に?

取材/文・一寸木芳枝 イラスト・オゼキイサム

通称“ゴールデンタイム”にはクセ者が勢ぞろいすることも

ここ数年ですっかり定着した“おひとり様ゴルフ”。同伴者を集める手間がかからず、自分の都合に合わせて好きなときにプレーできる、と利用者も年々増えている。だが、その“おひとり様”用のスタート枠に、クセ者が集中してしまうことがあるそうで……。

「8時30分は私たちの間で通称“ゴールデンタイム”と呼ばれています(苦笑)。なんといっても4人全員が初対面の組ですから、吉と出るか凶と出るかはスタートしてみないと分からない……。仕事や年齢、ゴルフの腕前が異なるのはもちろん、性格だって本当に人それぞれですからね。一人でも社交的な人がいれば盛り上げてくださるので、組全体が和んで進行できるんですが、全員無口なタイプだと話しているのは私だけ……なんて状況も」

 なるほど、確かにそれはキャディさんにとってギャンブルだ。

「こういってしまうのは気が引けますが、正直、一人でゴルフに来るうちの8割はいわゆる“変わっている人”という印象ですね(笑)」

 むむ? それはどういう意味?

「もちろん、急に行きたくなったけど同伴者が見つからない、普段は仕事絡みのゴルフが多いからリラックスしたくてという人も中にはいます。でもそういう人は社交性もあるし、私たちキャディにもきちんとした対応をしてくださいます。でも“変わっている人”たちは……」

 なにか困ったことでも……?

「朝イチで『僕のクラブはドライバーだけで50万円するから勝手に触らないでくれ』といってくる人、完全にナンパ目的で参加して女性同伴者を口説いている人、本人はコミュニケーションを取っているつもりなんでしょうが、離れて聞いているこちらですらウンザリするような自慢話のオンパレードな人など、もう挙げたらキリがないですよ!」

 ゴルフは紳士のスポーツといわれているのに……それホント?

「ホントです! たぶん、知り合いの目がないから本性がむき出しなんでしょうね。だからキャディ同士でも『あの人、会社で常に自分を抑えているんだろうね』とか、『あれじゃあ誰も一緒に行きたがらないよね』なんて話をしています(苦笑)」

知人の目はなくても、キャディさんの目は光っていることをお忘れなく!



※週刊パーゴルフ6月13日号より

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